たお@2年目日本語教師

日本語教師を目指す学生さん向けに、私の体験談から得たものを発信していきます。

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最近の記事

日本語教師デビューから9ヶ月経って思ったこと。

みなさま、こんにちは。 国内の日本語学校で新卒入社し常勤として働いています。たおです。 昔からの夢だった日本語教師になり、3学期が終わりました。なんだか、濃密な9ヶ月でしたがあっという間でした。 今回は入社前のイメージと実際に感じたことを書いていきます。 ①【入社前】1年目は寝れない→【実際】しっかり寝てる 1年目は授業準備が大変で毎日寝れない、という話も聞いたことがあったのでその覚悟でしたが、私の勤務校ではコマ数やその他の業務を調整してくれたので無理せず健康的に働

    • 複雑な文法を使わなければならない思考

      ベトナム人学習者さんと会話レッスンをしていた時のこと 「先生、~やいなや、~かと思うと、~がはやいか などの文法を日本人はいつ使っていますか?」 と、聞かれました。私は、「日常会話で使うことはあまりないかな。小説とか新聞とか、書き言葉かな〜」と答えました。 すると、学生は「でも、例文は日常的な場面です。『私はその人を一目見るやいなや30年前に別れた恋人だと気がついた』と書いてあります。」 あ〜・・・いやいやいやいや、その台詞を言う場面がどこにあるのでしょう。面と向かっ

      • 20代日本語教師イベントに参加しました

        @creas_journal (くれあ)さん主催の日本語教師交流会イベントに参加しました。 このような集まりは初めてだったので少し緊張しましたが、あっという間の一時間でした。私のグループは大学生さん2名と、日本語教育に興味を持ったばかりの方とのグループだったので、私もこんな感じだったな~と思い出しました。 日本語教育界はまだまだマイナーで、情報収集が難しい業界だなと改めて感じました。 大学生の皆さんには、SNSなどを駆使していろんな情報を集めてほしいです。どうしてもネガ

        • 日本語教師デビューから2か月

          こんにちは。 たおです。日本語教師としてデビューしてから約2か月が経とうとしています。やっと、落ち着いてきたので、人生の記録がてら、今思っていることをつらつら書こうと思います。 わたしは、4月から国内の日本語学校で専任講師として働いています。 授業は週に3回(新卒なので、徐々に増えていくシステムです)。初級クラスを担当しています。1クラスは20人弱。90分×2コマが一日分の授業です。 ・専任って大変 仕事をし始めて一番びっくりしたのは、「え、普通にOLじゃん」ってい

        日本語教師デビューから9ヶ月経って思ったこと。

          CEFR(セファール)ってなんぞや

          こんにちは。久しぶりの投稿です。 先日CEFRについて学ぶ機会があったので、今回は自分の学びを定着する目的でまとめたいと思います。 ・CEFRってなんの略?CEFRとは「Common European Framework of Reference for Languages」の略で日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と訳すそうです。 これじゃいったいなんなのか全然わかりません。 ・簡単に言うとなんなの?もともとEU発祥の考え方で、色んな言語が飛び交うEUでは「多

          CEFR(セファール)ってなんぞや

          日本語教育能力検定試験の勉強法~やり方編~

          前回の記事で、日本語教育能力検定試験の試験対策としておすすめの参考書を紹介しました。 私は大学の日本語教員養成コースで、日本語教育に関わる授業をうけていたので、1年生から3年生の間にある程度の知識はありました。って言っても、流し聞きしてたので(ダメです。)「ニーズとレディネスっていうのがあるんだな」「音声記号って大事そう」の程度でした。 ・いつから勉強し始めるかこれは人それぞれですが、予備知識が無い人や勉強が苦手な方は1年前くらいからやり始めればきっちり出来ると思います。

          日本語教育能力検定試験の勉強法~やり方編~

          日本語教育能力検定試験の勉強法~参考書編~

          私は2019年度の日本語教育能力検定試験を受験して一発合格しました。人それぞれ、環境や知識が違うので、正解の勉強法は無いと思いますが、私のやり方を紹介します。 ・参考書まず、試験勉強に欠かせない教材は これは、アルク出版社が毎年出版している試験対策の本です。この本は0から100まで書いてあるってことではなく、その年の傾向と対策をピックアップした内容になってます。 また、試験時間とか構成とかも載ってるので、日本語教育能力検定試験ってどんなもんなの?!って人は買って損はない

          日本語教育能力検定試験の勉強法~参考書編~

          【高校生向け】日本語教師になるには

          こんにちは。 中学生のころ日本語教師を目指した私の人生を、今までの記事でふりかえってきました。 私は、普通の公立高校へ進学し、文理選択で文系を選択したくらいで、まあ、ごく普通の高校生でした。 高校2年生の進路を考える時期になり、「さて、私は日本語教師になるためにどうしたらいいんだ」ということで、初めてしっかり調べました。 その結果わかったことは、日本語教師になるために「この資格がなきゃ絶対だめ!」とか「大学を卒業しないとダメ!」っていうようなことは無いんですね。けれど

          【高校生向け】日本語教師になるには

          日本語ボランティアで大切なこと

          こんにちは。 先日、ある方々と知り合いました。70歳前後の男性おふたりなんですが、話の内容から日本語教育関係者だということがわかって、話しかけてみると、会社の社長さんと副社長さんっていうんで、びっくりしました笑 いろいろお話を聞いていると、ベトナムで日本語を勉強している学習者と日本人を繋げて、オンラインで会話できる機会をつくる活動をしていらっしゃる方たちでした。 そんなこんなで、私も日本語教師を目指していると話したらあれよあれよという間に、その活動に参加させていただける

          日本語ボランティアで大切なこと

          将来の夢が変わらなかった理由

          前回、私が日本語教師を目指したきっかけについて記事を書きました。 みなさんが、将来の夢をもったのはいつ頃でしたか?? 私は、まだ中学2年生でした。 もちろん、世界中にどんな仕事があるかなんてほとんど知らない年齢。それでもここまで変わなかったのはある“先生”の存在が大きかったと思います。 その先生とは、中学1年生の時の担任で、担当教科は理科でした。(仮にK先生とします) K先生は定年間近のおじいちゃん先生でしたが、いつも元気ハツラツで、楽観的で笑顔が可愛らしい人でした

          将来の夢が変わらなかった理由

          私を導いた本

          私が日本語教師という職業に出会ったのは中学2年生の時でした。 母親が買ってきたある本がきっかけだった。その本というのは『日本人の知らない日本語』(KADOKAWA) この本は日本語教師の凪子先生と日本語学校の学生との日常を漫画にしたもの。 外国人ならではの面白エピソードや、日本人が気づいていないことを中心にいろんな話が載っていて、結構バズっていた本だと思う。(当時「バズる」なんて表現無かったですけど笑) おそらく、その流行りにのっかって私の母がこの本を買ってきた。一番

          【自己紹介】私のいろは

          はじめまして。“たお”と申します。 私は現在(2020年)大学在学中の学生です。 また他の記事できっかけなど書きますが、中学生の頃に「日本語教師」という職業に出会い、「日本語教師」になりたいと思い、「日本語教師」だけを目指してきた… ちょっと珍しい(?)でもそこら辺に案外いそう(?)な、まあ普通の人です。 私が日本語教師を目指すにあたって、貴重な情報源はSNSでした。主にTwitterとnote。 周りの先輩や友達で日本語教師になりたいと考えてる人はほぼおらず、大学

          【自己紹介】私のいろは