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日本語教師デビューから2か月

こんにちは。

たおです。日本語教師としてデビューしてから約2か月が経とうとしています。やっと、落ち着いてきたので、人生の記録がてら、今思っていることをつらつら書こうと思います。

わたしは、4月から国内の日本語学校で専任講師として働いています。

授業は週に3回(新卒なので、徐々に増えていくシステムです)。初級クラスを担当しています。1クラスは20人弱。90分×2コマが一日分の授業です。

・専任って大変

仕事をし始めて一番びっくりしたのは、「え、普通にOLじゃん」っていうくらいのデスクワーク量。もちろん会社に属しているのでOLっちゃあOLなんですけど、「教師」という肩書からは想像できないくらい、パソコンと睨めっこしています。

まだ、1年目なので、先輩方に比べれば全然仕事量は少ないですが、学生管理やクラス状況の報告や会議や…授業以外にすることの多さに驚きました。

大学生のころにnoteやtwitterで情報収集していた時によく見た「最初は非常勤講師がいい」という意見の意味がよくわかりました。

じゃあ、専任講師としてデビューしたのを後悔しているかというと、それはまた別の話なので、ここでは一旦置いておきます。

・オンライン授業しんどい

このご時世ですので、私が受け持っている初級レベルの学生はほとんどが未入国です。ですから、だれもいない教室でパソコンに向かい授業をしています。シュールです。

やっぱり、オンラインはなにかとキツイ。顔をちゃんと映してくれない、指名した時に1-2秒のタイムラグがある、急にパソコンがフリーズしたり電波が悪くなると授業が終わる、活動練習の内容が限られる、、、等々。挙げだすとキリがありません。私も不便ですが、学生たちも相当なストレスだと思います。

こればっかりは、コロナ情勢が落ち着いてくれるのを心待ちにするしかありません。画面でしか会ったことのない学生たちと対面で会える日がきたら、、想像しただけで泣けてきます。。

・この仕事「深すぎる」

日本語教師という仕事、奥が深すぎます。

これは「教師」という仕事共通かもしれませんが、終わりがなさすぎます。

教える技術を磨けばいいってもんじゃない、声の出し方や板書の仕方を上手くすればいいってもんじゃない、日本語に関する知識をたくさん身につければいいってもんじゃない、

教師とは、有識者であり、エンターテイナーであり、時には心理カウンセラーやメンタリストであるのかもしれない。うん。。言語化するのは難しいですが、今は、この仕事の難しさや奥深さに気づき始めました。

ベテランの先生とお話する機会がちょこちょこありますが、私が困っている問題に対して、「その答えはこれ!」と回答する先生はまず、いません。もちろん、「私ならこうするかなあ、でもこういう問題もあるよね」とか、「それは、私でも悩むなあ」とか、一緒に考えてアドバイスをしてくださりますが、それを聞くと、私みたいなペーペーだけがぶつかる問題ではないのか、と少し気持ちが楽になるくらいです。

海のキラキラした水面だけを見ていた中・高生期

きれいな海も大荒れする一面があると知った大学生期

いざ、踏み入れてみると恐ろしくふかーーいことを知った今

私は、海のようなこの仕事が魅力的で仕方ありません。終わりがあるものなんて面白くないです。1つ1つ苦しんで乗り越えながら、成長していきたいと思います。



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