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日本語ボランティアで大切なこと

こんにちは。

先日、ある方々と知り合いました。70歳前後の男性おふたりなんですが、話の内容から日本語教育関係者だということがわかって、話しかけてみると、会社の社長さんと副社長さんっていうんで、びっくりしました笑

いろいろお話を聞いていると、ベトナムで日本語を勉強している学習者と日本人を繋げて、オンラインで会話できる機会をつくる活動をしていらっしゃる方たちでした。


そんなこんなで、私も日本語教師を目指していると話したらあれよあれよという間に、その活動に参加させていただけることになりました。


今日はオンライン会話を始めるにあたって、その方に聞いた「日本語ボランティアで大切なこと」について、自分の備忘録ついでに書こうと思います。


・先生である前に生徒であれ

私は以前、違う団体でもボランティアで学習者の方と接する機会がありました。

その時も思いましたが、いくらボランティアで、いくら私に経験がないといっても、学習者の方は私たちのことを「先生」と呼んでくれます。すっごい違和感がありますが、そう呼ばれると反射的に「しっかりしなきゃ。」「ちゃんと正しいことを教えないと。」と思ってしまいます。(これはきっと私だけじゃないはず…)

そこでまず  教えようとしなくていい。相手から教わろうという気持ちが大切。

と、話してくださいました。


・相手にどんどん話してもらう

これは、言語の授業なんにでも通ずることだと思いますが、相手にどんどん質問して、どんどん話してもらう。

「今日の天気はどうですか?」

「降水確率はどうですか?」

「今日は何をしましたか?」

「何時にそこに行きましたか?」

「なんでその時間に行ったんですか?」

みたいな、普通の会話だと「そんな根掘り葉掘り聞かないでしょ!!」みたいなことでも、学習者にとっては大事な勉強になるので、質問攻めすることが大切だそうです。

また、そうしていくと、相手が何に興味を持っていて、何が好きか、何を目指しているのかわかってきますので、自然と相手のニーズに合った授業ができるということです。そういう意味でも、相手から教わろうという姿勢が大切だそうです。


・失敗は成功のもと

この言葉は、私自身大好きな言葉ですけど、言語を勉強する上でもとても大切ですよね。

ネイティブ相手に話すと「間違ってるかもしれない…」「発音が上手く出来なくて伝わらないかも…」と思ってしまうのは当然です。

そのマイナスな考えは、言語上達に大きな障害となってしまいますよね。だから、こちら側から

「失敗しても大丈夫だからどんどん話して!」

と不安を取り除いてあげることが大切。初級の学生さん相手なら母語に翻訳してでも伝えるべき。ベトナム語で「失敗は成功のもと」は「Thất bại là mẹ thành công .」(失敗は成功の母)っていうんだってついでに教えてもらいました。


・でも同じ間違いは繰り返さない

いくら失敗しても、間違っててもいい!でも、

1度した間違いは繰り返さないこと。 

この気持ちも大切ですよね。先生として、フランクな優しい先生ではありたいですけど、そうゆう所に関しては目を光らせて指摘できるように気をつけようと思いました。

・とりあえず楽しむ

いろいろ大切なことを教えてくださいましたが、結局は自分自身が楽しむこと!楽しくなきゃ続かないし、お互いにとって良い機会にならないから、と。

確かにそうだなと思いました。自分の技量に対して不安を持って力んじゃう前に、非日常的なこの機会を楽しもうと思いました。きっと大切な経験値になりますしね!

また、オンライン会話がスタートしたらそのことについても記事にしていけたらと思います。

もし、ベトナム人とのオンライン会話に興味がある方がいらっしゃったら下記のサイトを覗いてみてください!



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