繭の外へ *新しい人間関係とは*
私がnoteを始める前、ネットとどう関わってきたか書いた記事があります ↓
タイトルの「20」は20年という歳月の意です。ネットに文章を書き始めて20年が経ち、我が子に20年後読んでほしいと願い、そしてnoteに20年前の文章を載せてる理由を書いた記事。そういう「20」でした。
※興味のある方は時間のある時に読んでみてください。
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話を元に戻します。
noteを始めるまで、ホームページ→ブログ→mixi→Facebook・Instagram とネットで活動する場を移してきました。
その時々で文章を残してきました。
※noteでその頃の文章を載せることもよくあります。
忘れられないのが、それぞれの場で出会った人たちのことです。mixi以前でいま連絡のつく人はほんの少し。ほとんどの人は更新が止まってしまったか、NOT FOUNDです。でも元気でいる人も多いはず。noteで活動してる人もきっといるでしょう。いつか再会できたらいいな。
私はずっとtao(タオ)の名前のままです。私はここにいます。
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話を元に戻します。
ソーシャルメディアの変遷の原因は、流行と衰退によるところが大きいのが正直な話です。より簡単で、便利な、楽しいサービスが登場すれば、ユーザーがそちらに移っていくのは世の常です。楽しく過ごしてたのに仲間が少しずついなくなれば、楽しさも薄れ、自分も次のサービスに移っていくことになります。私は仕事が忙しくなり時間が取れなくなったのも原因でした。※人にはそれぞれ事情があり原因をひと括りにするのは乱暴な話ですね
私には反省があります。今でも思うことがあります。
あの時どうしてたら今でも繋がっていられたのだろうか?
いまも連絡のつく人はほんの少しと書きましたが、実はブログ時代・mixi時代で仲良くなった人とFacebookで"友達"になったからです。それは例外中の例外。でもその人たちと他の人たちと何が違ったのか?
深いところでお互い共感できたのではないかと考えました。匿名を越えてリアルで繋がってもいいと思える関係を築けたのかなと思います。ただこのやり方を今しようとは思いません。
note なら新しい人間関係をつくれるのではないかと思うようになったから。
私の反省は、ソーシャルメディアで活動すれば自然と仲間が出来やすくそれを楽しむばかりで、いつの間にかいなくなる人たちと深く繋がることがほとんど出来なかったこと。もちろん相手あってのことなのでこちらが勝手に思っても仕方ありません。でも名前は思い出せるのに、私はその人の何を知っていたのか。何も知ろうとはしなかった。その結果がこれではないのか?
記事だけで繋がる関係、趣味だけで繋がる関係は弱い。気が合うだけでは続かない。私はその人と1対1の人間関係を結ぶべきではなかったのか?
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noteを始めるにあたって最初に方針を決めました。
いたずらにフォロー・フォロワーを増やさないようにしよう、と。
丁寧に付き合うために。自分のキャパを越えないように。
慎重に慎重に。おそるおそる。そうやってnoteを始めました。
フォローに関しては自分がいいな・面白いなと思える人で、長くお付き合いしたい人を見つけるように心掛けました。
フォロワーに関しては自分で決めるものではないけど、お礼代わりの安易なフォローバックはしないように決めました。
フォローする人を見つけるため何千もの記事を読んだけどほとんどスキをつけることはしませんでした。スキをたどって たまたま目にした私の記事を読んで気に入ってくれてフォローしてくれても、たぶん私はその人の期待に応えることができないからです。
テーマが決まってない私のnoteはその時々で雰囲気ががらっと変わります。子育てnoteでもなければ読書noteでもないし、そうであるとも言える。その一面だけ見てフォローした人をがっかりさせてしまうのではないか。私という人を見てフォローしてくれたならそれはもう本当にうれしいのだけど。
noteというソーシャルメディアが、自分の作品をできるだけ多くの人に届けることを目的とするなら、私がやっているのは真逆のことです。
自分の読んでほしいと思う人に記事を届けたい。そして自分の記事を必要としてる人にも届いてほしいと思う。広く浅くではなく、ピンポイントに深く心に届くように。どうしたらその精度を高められるか試行錯誤の毎日です。
そんな願いを込めて えいっ!とリリースした記事が誰かの目に留まって、その人の心に届いたなら、こんなにうれしいことはありません。嬉しい誤算です(^^)。
こんな私でよければ、フォロワーさんいつでも歓迎してます。
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noteに可能性を感じています。リアルを越えて人と人が繋がる可能性を。
その答えはその人の記事にあると私は思っています。リアルの友人・知人と、noteに書いてあるような話題をふだんから話してるでしょうか?親しい人とは話してるかもしれませんが、それも一部で、大事なことはnoteだけに書いてる人も多いのではないかと思います。
私たちは幸運にもその人の記事を読むことが出来ます。それはつまりリアルな世界よりその人と深くつながる可能性があるということです。タイムラインに流れるたくさんの人の記事を読み飛ばすのではなく、ひとりの人の記事をたどって丁寧に向き合う読み方をすれば、今までにない新しい人間関係を築くことだって可能だと思うのです。これもまた試行錯誤の毎日です。
(続く)※全4回シリーズ 3/4
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