読書感想文(ボーナストラックあり)

※「読書感想文」にユースケの読書感想文を追加した記事です。
前回読まれた方は最後の追加した部分だけ読んでもらえば大丈夫です。

子供たちが小さかった頃の思い出。
当時 mixi に書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。
※ユースケ7才(小学2年生)のころのお話

=2008.09.02の日記=

「読書感想文」

夏休み最終日の8月31日。なんとかユースケ、読書感想文書き終わりました。もう大変だった~。

妻からこれだけは私が見るように頼まれてました。後は全部させるけど、読書感想文だけはお願いって。

妻がユースケに書かせようとしたものの、ほとんど文章にならなかったらしい。しかもその下書きをユースケが無くしてしまったものだから、もう知らないっ!とさじを投げてしまいました。

そこで私にバトンタッチ。夏休みの一日を使って私もユースケに書かせたものの、やっぱりダメ。読書感想文のコツが全くわかっていません。

そこで、どんなことを書けばいいのか、どんな流れで文章をまとめればいいのか、教えてあげました。出だしは難しそうだったので、最初の一文だけは教えてあげました。さあ、もう一度書いてみろ!

  ぐりとぐらのかいすいよく  ○○ ゆうすけ
このお話は、のねずみの ぐりと ぐらが海に行って
こまっている海ぼうずをたすけてなかよしになる話です。
ぐりとぐらが好きだからです。
海ぼうずのおよぎがすごかったです。
ぐりとぐらがしんじゅをとってくるところがすごかったです。

なんじゃ、こりゃぁぁー! 最初の文は私が教えた通りだけど、後の文章は他の人が読んだらまったく意味不明です。しかも今回は原稿用紙3枚なんだよ。これで持って行けるかい?

確かに私は言いました。「この本で何が好きか書いたら?」とか、「何が面白かったのか書いたら?」とか。その結果がこれかいっ!

その日は時間切れでここまででした。そして再開したのが8月31日最終日。もう後がありません。

結局、私はユースケが書いた読書感想文の間を埋める試みをしようと思いました。徹底的な質問攻め。まるで面接官です。

「ぐりとぐらってどんな奴?」「海ぼうずってどんな奴?」「どうしてぐりとぐらが好きなの?」「海ぼうずのおよぎのどこがすごいの?」「海ぼうずは何で困ってたの?」「ぐりとぐらがしんじゅをとってくるのが何ですごいの?」「海ぼうずをたすけてあげてその後どうなったの?」「それでユースケはこの本読んでどう思ったの?」

 ふうっー。

実際はこれをひとつひとつ聞いて、文章に書かせました。(誰が)(誰に)(なにを)など説明が足りないところはさらに聞き出して付け加える作業も必要でした。じっくり時間を掛けること約3時間。根気のいる作業でした。

読書感想文が出来上がって、ユースケも私もホッと一安心。読み返してみると、ふむふむなかなかいいんじゃないの。

意気揚々と妻に見せると、たった一言。
「おーすばらしい。親が手伝ったって一発でわかるね!」だと。

= 日記終わり =

この日記には続きがありまして…
なんとコメント欄で読書感想文の全文を紹介しておりました!
ユースケの第一稿からどう補足したか見比べると面白いです (^^;

=コメント欄=
ユースケの読書感想文の全文を紹介します。
3時間かけた成果はこの通りです。やっぱり出来すぎ?

  ぐりとぐらのかいすいよく  ○○ ゆうすけ
 このお話は、のねずみの ぐりと ぐらが海に行ってこまっている海ぼうずをたすけてなかよしになる話です。

 ぐりはいつも青いふくをきていて、ぐらはいつもあかいふくをきています。海に行っても、ぐりは青いしましまの水ぎ、ぐらはあかいしましまの水ぎをきています。ぐりとぐらは、いつもなかよく楽しそうにあそんでいます。だからぼくはぐりとぐらがすきです。

 ぐりとぐらが、海ぼうずの手紙をすなはまでひろっておよいで会いに行きました。海ぼうずは、せが高くておよぎが上手です。はやくおよげるし色んなおよぎができます。ぼくは海ぼうずのおよぎで、口から水をふくくじらおよぎと、海からとび出るイルカジャンプと、ふわふわういてるくらげおよぎがすきです。ぼくもそんなおよぎができたら楽しいなと思いました。

 海ぼうずはとうだいのランプをみがくのがしごとです。しんじゅのランプが岩あなにおちて、大きな海ぼうずが取れなくてこまっているのを、小さなぐりとぐらが、しんじゅをとってたすけてあげるのがすごかったです。

 海ぼうずは、ぐりとぐらにおかえしに色んなおよぎを教えてくれました。ぼくも海ぼうずに会って、いっしょにおよいでみたいです。




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