見出し画像

映画「アメリ」感想

数十年ぶりに鑑賞したアメリを観て過ごした休日に私がした事

オドレイ・トトゥの出世作、2001年のフランス映画アメリを鑑賞した。

タイトル 『 アメリ 』

監督:ジャン=ピエール・ジュネ

公開:2001年4月25日(日本公開: 2001年11月17日)

制作:フランス

出演:オドレイ・トトゥ

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA


といっても十数年ぶりに観たもので、2回目は金曜日の夜、鑑賞したらすっかりその魅力にハマり、土曜日3回目を鑑賞してしまった。

物語自体は、フランスの田舎で生まれ、両親の教育方針で、幼い頃から人と接する事なく成長した女性「アメリ」の物語で、人と接しない代わりに自分の中の空想を楽しんで成長したアメリの日常生活や、周囲の人々を描いたものである。現在はパリで一人暮らし、カフェ店員をしている、という設定だ。

ある日アメリは、自身の部屋で、昔住んでいた家人の少年であろう人物が、壁の奥に隠していた缶入りの「子供の宝物」発見する。アメリはその人物を探し当てることを決める。そして手渡しではなく、ちょっとした工夫により、大人になったその人物に届ける。男性は大層感激して喜ぶ。

そこからアメリは周囲の人々を、ちょっとした工夫や可愛らしい悪戯で幸せにしようとするのだけど、その内容が非常にかわいいのである。

特に私が好きなのは、妻を亡くした(つまりアメリのお母さん)アメリのお父さんが晩年、どこにも出かけず、家の中でばかり過ごしているのを、アメリ見兼ねた時、アメリが仕掛けたちょっとした悪戯だ。アメリは旅行にでも出かけたらと提案するのだけど、父は拒んで、受け入れない。そんな状況でアメリがとった行動は、庭の花壇に飾ってある「ドワーフ(おとぎ話に登場する小人)」をキャビンアテンダントの友人に託し、世界各国にフライトする度、各地でドワーフの記念写真を撮り、父へ写真を送ってもらう事だった。

ドワーフ人形から手紙が届いた父は、最初こそ不気味がる(私が思うに、アメリの中の設定では、ドワーフ人形が花壇を飛び出し家出、世界中を旅しているのだと思う)。

しかし、モスクワにニューヨーク、ベルリンなどなど、世界各地で撮られた記念写真に、段々と気持ちを掻き立てられたアメリの父親は、最終的には海外旅行に出掛けていくのである。(つまりアメリの作戦、父を旅行に出かけさせる、は成功したのだ)

アメリが父のお気に入りの花壇からドワーフを盗み出した時は、何があるんだろうと思ったけれど「旅するドワーフ」があまりにも可愛らしかった事、またそんなドワーフを観たら誰でもワクワクしてしまう事など、場面場面がすごく繊細ながら、仕掛け絵本のような、空想を再現する素晴らしさを伝えてくれるような、なんとも言えない気持ちになった。

まるで、日本の神話、天の岩戸のようだ。つまり、スサノオの悪さに堪忍袋の緒が切れ、天の岩戸に閉じこもっていた、アマテラスの神様が、岩の外で楽しそうな音がするから、やっと岩から飛び出した、外の世界は楽しいよ、出掛けなくちゃ、そんな気持ちにさせるのだ。

他にも色々なアメリの仕掛けや悪戯があるのだが、どのシーンもアート本の様な美しさと、フランスの素晴らしい景色に圧倒され、また主人公であるアメリ自身の恋愛についても、勇気や、自分の殻を破ることの大切さを教えてくれたりと、大きな見せ場という派手さは無いものの、観た人を幸せにするような、本当に愛情に溢れた作品だと実感した。

https://youtu.be/LM0sZZ1xFDs


二回目以降も面白い映画はやはり名作なのだと思う。

アメリのドワーフを見習い、ドワーフを持っていない私は、外出する際トロール人形を連れて出掛けた。アメリの真似事をしたゴールデンウィーク初日の土曜日だ。

旅するトロール
雪とトロール
青空とトロール
けやき並木とトロール

(MacBook)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?