『憧れの人の歩んで来た道を参考に自分の道を歩む』

「憧れ」について考えたいと思います。


「成功したければ、成功者のマネをしよう」

これは、多くの成功本や自己啓発本の中でよく使われる言葉です。

確かに成功している人の近くにいて、マネをすることは

自分の成功にとって大切なことであるのは事実です。

また、このことは脳科学でも証明されています。


しかし「成功してる人のマネをする」と言う言葉を

間違って受取っている人も多いのではないでしょうか。

成功した人のマネをしようと、彼らが読んでいる本を読んだり

どんな所に行ったりしているのか?を知ることは

とても大切なことだと思います。


しかし、全てをマネようと「高級レストラン」に行ったり

高級ブランドのバッグを持ったり

高い服や時計を身に付けたりしなければと思っているとしたら

それは、大きな勘違いではないでしょうか?

そのような行為が、私たちを成功に導くとは限りません。


私たちは、都合のいい解釈をしがちな動物ですから

自分に都合のいい事や気持ちいいことを

マネしようとする傾向がありますが

反対に、嫌な事とか辛い事からは目を背けたがります。

ですから「高級レストラン」に行ったり

「高級ブランドのバッグ」を持ったり

「高い服や時計」を身に付けることは

心地好く、気分が良いですからマネをしたいのは分ります。


しかし、私たちが成功者から学ばなければならないのは・・

そして、マネをしなければならないのは・・

彼らの「今の成功した姿」ではなく

どのようにして「今(成功)に至ったのか?」と言う過程です。

要は「彼らがどんな道を歩んできたか?」なのです。

何故なら、彼らの今の行動、今の生活と言うのは

全て、そのプロセスの結果、得た果実だからです。


私が、よく使う言葉ですが「彼の成功は、彼のものであって

参考にはなるが、あなた自身の成功ではありません」です。

成功者が努力して得た果実の部分(今)だけをマネても

余り意味のあることではないと言う事です。

マネする上で大切なのは、成功者の今

現在の姿や行動ではなく、今に至るまでの姿や行動です。

しかも、それは「参考」にはなりますが

必ずしも、自分自身が歩む道ではないのです。


ですから、望月慎太郎くんの様に

自分がなりたいと思う憧れの人が現れたなら

先ずは「彼は、どんな道を歩んで来たのだろう」と考え

彼の歩んできた道を参考に・・

彼が過去に思考したこと、行動したことを参考に・・

「自分の歩む道」を決めるのです。

そして、その歩む道で、辛いこと、苦しいことが起こったら

「これは、彼らも体験した道」

「この道の先に、彼らが手にした果実がある」

と自分を励ましましょう。

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