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tanaka
2024年4月9日 09:33
https://note.com/tanaka4040/n/n83b36a3b1dbfから続く「おーい、大丈夫かーい?」 黒猫クーと、アメリカンショートヘアのショーと、ロシアンブルーのシャドーの三匹が、あたしを心配して駆《か》け寄《よ》ってきた。あたしは舌《した》で毛繕《けづくろ》いしながら、「大丈夫」と答えたが、解《げ》せないことがあって、気持ちは塞《ふさ》いでいた。どうして、スケサー
2024年4月14日 09:32
https://note.com/tanaka4040/n/nbe786336889eから続く(今回は、猫が危険に陥るシーンに遭遇します。怖いシーンが苦手でしたら、読まないようお勧めします) 港の至る所で、猫が顔を洗っていた。猫が顔を洗うときは、雨が降る予兆《よちょう》か、あるいは、満腹になった証拠《しょうこ》。 猫は、腹が満たされると、寝ぐらを求めて、姿を消す。そうして、一匹ずつ、いつの
2024年4月17日 13:48
https://note.com/tanaka4040/n/n8b0f7d5553d7から続く あたしたちは、吊り橋へ急いだ。しかし、吊り橋の上からは、猫一匹見えない。「おかしいなあ。確かに、声が聞こえたんだけど」 聞こえた方角は合っている。「誰もいませんね」「だったら、逆転の発想で、吊り橋の下から見上げてみよう」「それ、名案かも」 あたしたちは、急斜面を駆け降りて、川辺に立った。