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【SaaS導入】#9 リリース準備フェーズ

 こんにちは〜インフラエンジニアのtamolabです!
皆さんの事業や会社でクラウド導入を考えたことはありますでしょうか?特に最近はリモートでの業務が当たり前になってきている中で、皆さんや会社の資産・情報をどうやって守っていくのでしょうか。低価格で短期間に解決できるのがSaaS導入(クラウド製品)だと思います。
 しかし、個人がGmailなどを取得する感覚でSaaS導入を開始することはお勧めしません!
 私は過去にいくつかの製品を10000人以上の展開に携わってきました。(製品名は伏せます)そこで学んだ計画から導入までのノウハウをここに記載したいと思います!また、これらのセッションでは、上長や執行役員に説明するときも話がぶれない・提案を否定しようがないように構築しています!

【サマリー】
1. PJ計画フェーズ
2. 要件定義フェーズ
3. 調達フェーズ(検証用)
4. 検証フェーズ
5. 設計フェーズ
6. パイロットテストフェーズ
7. 調達フェーズ(本番用)
8. 構築・テストフェーズ
9. リリース準備フェーズ
10. リリースフェーズ・展開後の対応フェーズ

1. 本フェーズの概要

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 本フェーズはリリース前の情報共有について主に記載しています。利用者目線になって、リリースされたときにどの情報があれば便利かを考え、パイロットテストの結果などから事前に必要なドキュメントなどを作成しておきましょう。

2. ヘルプページ作成

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 リリース後に利用者が使い方がわからない場合や、機能や利用ルールを参照できるようにヘルプページを作成しておきましょう。ヘルプページの媒体は何でも大丈夫ですが、できればWebで確認できるものがいいですね。ヘルプページを作成するにあたって、あったほうがいい項目やノウハウを下記に記載します。

・ベンダの提供している資料や動画素材などを利用しましょう。SaaSの場合は画面構成や機能が頻繁に変更になる場合があるので、画面付きのヘルプページを利用する方がいいですね。使い方についてはYoutubeなどの動画で公式に上がっている場合があるのでそちらを利用するのもいいと思います。
・パイロットテスト提供のフィードバックを参考にして項目を追加しましょう。
・想定されるFAQを準備しましょう。
・利用対象者、取り扱える情報、サポートしているデバイス、サポート環境などを明記しましょう。

3. プロモーション計画

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 リリース後のプロモーションについては、この時点で検討しておきましょう。プロモーションの例と効果について下記に記載します。

・セミナー開催
 大規模なセミナーを開催する。実施コストが高いが、アーカイブ化することで再利用できる。
 ベンダーの協力を求めるとノベルティーなどを提供してくれる場合がある
・個別部署むけセミナー
 利用していない部署向け、またはヘビー利用者など個別向けのセミナーです。
・相談会
 申し込み制などで利用者の相談を受けます。実施コストは低いです。

4. リリース計画

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 実際のリリースに向けた作業計画を行いましょう。
まず、リリースに必要な技術的な作業を計画します。

IDPからのアカウント連携開始
・ライセンスのアクティベーション
・全体利用者公開のためのポリシー変更、反映
・MDMによるアプリケーション配布
・既存利用者の移行作業
 
すでに個別部署で利用している場合はのみ

次にリリースに必要な利用者告知を計画しましょう。

・告知場所の確定
・リリース情報専用ページの作成
・執行役員などの周知
・サイネージの利用
・広報部門などの利用

5. サポート調整

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 サービスの特性に従って、サポート体制を整えましょう。サポート部隊への情報共有がとても重要です。展開を成功させるためには、サポート部隊の協力が必要不可欠です。

・リリーススケジュールの共有、リリース告知方法の共有
・利用者問い合わせの受付調整
・利用者向けヘルプページの連携
・対面でのサポートのために、ツールの概要を説明

6. リリースレビュー

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 最後に、リリース方法や周知方法に問題がないかレビューを実施しましょう。

・リリース内容を説明し、考慮漏れがないかレビューを実施しましょう。
・サービスの成果基準となるKPIを設定しておきましょう。
・リリース段階で、中期(3〜5年)のロードマップを作成しておきましょう。
ロードマップを書く際には、関連サービスとの関わりや契約更新、サービス終了などを意識すると良いです。

7. キーワード

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8. お問い合わせ

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