【SaaS導入】#4 検証フェーズ
こんにちは〜インフラエンジニアのtamolabです!
皆さんの事業や会社でクラウド導入を考えたことはありますでしょうか?特に最近はリモートでの業務が当たり前になってきている中で、皆さんや会社の資産・情報をどうやって守っていくのでしょうか。低価格で短期間に解決できるのがSaaS導入(クラウド製品)だと思います。
しかし、個人がGmailなどを取得する感覚でSaaS導入を開始することはお勧めしません!
私は過去にいくつかの製品を10000人以上の展開に携わってきました。(製品名は伏せます)そこで学んだ計画から導入までのノウハウをここに記載したいと思います!また、これらのセッションでは、上長や執行役員に説明するときも話がぶれない・提案を否定しようがないように構築しています!
【サマリー】
1. PJ計画フェーズ
2. 要件定義フェーズ
3. 調達フェーズ(検証用)
4. 検証フェーズ
5. 設計フェーズ
6. パイロットテストフェーズ
7. 調達フェーズ(本番用)
8. 構築・テストフェーズ
9. リリース準備フェーズ
10. リリースフェーズ・展開後の対応フェーズ
1. 本フェーズの概要
本フェーズでは実際に検証環境の構築と、検証を行っていきます。要件がはっきり決まっていれば、ここはその要件を満たすかどうか確認するだけです。
2. 環境構築
検証に必要な環境を準備しましょう。クラウド製品だけで完結する製品もあれば、オンプレの物理サーバや仮想サーバと組み合わせて利用するものがあると思います。
あとで確認できるように、検証環境の構築履歴などを必要に応じて作成しておきましょう。
・構成図
・ホスト情報(IP、ホスト名、セグメント、DefaultGateway、ACL情報、基板、CPU、Memory、Storage)
3. 要件の検証
前のフェーズで定めた要件を満たすことを確認していきます。要件に合わなかったものは課題として管理します。一つの製品の機能を100%検証するのは非常に困難ですので、やめる条件をしっかりと認識合わせして取り組むのがいいですね。
下記は検証項目の一例になります。もちろん要件によっては 内容が異なっていきます。
【基本的な製品情報】
・対象システムはどんなツールか?
・何に対して、どのような技術で実現しているか
・全体構成図
【オプション】
・製品の種類、オプションについて
【組織リソースとの接続】
・接続方法、プロトコル
・インストール環境、冗長化、スペックシート
・接続の概要図
【認証】
・認証は何をするのか
・いつ認証されるのか、どうやって認証するのか
・どのような仕様、動作か
・MFAについて何が利用できるか
・ユーザ情報で何が利用できるか
・ユーザの雇用形態の制御ができるか(正社員、アルバイトなど)
【セキュリティ機能】
・どのような機能があるか
・どのような制御設定があるか
・どのようなログが確認できるか、どこにログがあるまるのか
・ログの保存期間
・ログの転送について
【可視化】
・ダッシュボード機能
・サーチ機能
・・・
繰り返しになりますが、検証はあくまで要件を満たすかどうか確認するものです。いろんなオプションや追加機能がありますが、まとを絞って短期間で実施するのがいいです。
4. キーワード
#クラウド #SaaS #ネットワークエンジニア #インフラエンジニア #IT #SaaS導入
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