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ビボウロク

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本

運営しているクリエイター: 玉響

2024年6月18日 10:51

セブ島にて

約5時間のフライト。今回選んだ本は、星野道夫著「旅をする木」だ。小学生の教科書に、鮭を取る熊の写真が載っていたのが印象的だった。大人になって文章を読むと、真っ直ぐな言葉で旅とは何かを語り続けていて、心に響く。人生は旅のようなものだ、と星野氏は言う。その言葉をいま噛み締める。どこかに行って考え、何かを見て考え、誰かに出会って考え、そういうことを書き記していくことが私は好きで、それは確かに人生みたいなものだ。

2023年12月15日 20:57

ロンドンにて

プライドと偏見。ロンドンに来る機内で観た。中学時代に初めてこの映画を観て、ときめいた。大学時代に原作を読んで、ときめいた。今改めて観たら、やっぱりときめいた…し、偏見について考えさせられた。ネガティブな印象が偏見として存在して、実は良い人だった！…という展開は、割と珍しい。みんな初対面でよく見せようとするし、まともな人ほどそうするはずだ。だがこの良い印象もまた偏見なのだ。良い印象が己の偏見であったと気づく時、相手に興醒めしたり落胆する。切ないねえ。偏見って、恋愛の鍵かもね。ハーゲンダッツ、美味しい。

2023年6月27日 21:32

石垣島にて

石垣島にきている。塞ぎ込んでいて気分転換したいところに運良く出張が入った。べつに石垣島を希望していたわけではなかったが、結果的にワーケーションをしている。梅雨明けの次の日は夏真っ盛りの晴天だ。私は唐突にnoteの存在を思い出した。別に書きたいことはないのだが、だから書かなくてはいけない気がしてきた。こんな景色も、時間も、なにもかも、私は心震えさせることもできないまま過ぎ去っていくには惜しい気がした。というわけで、備忘録を書いている。

2021年12月25日 15:46

【備忘録】2021年、私にたくさんの美しい思い出をありがとう

忘られない一瞬を後どれだけ心に残せるだろうかこの生でこの五感で後どれだけ自分の生きてきた意味を感じられるだろうか鈍感にならないで孤独を紛らわすことに必死にならないでこの光の暖かさも眩しさも鋭敏に感じ入るために真摯に勇敢に私の内省を深化させていこう。

2021年3月19日 21:56

【備忘録】ハルノキオク

枝垂れ桜が風にそよいでいた、気持ちよさそうだった、みなが下に集まった、そして同じ風に揺られてた。

2021年2月5日 22:13

【備忘録】最近の料理。

転職が決まった。かねてからやりたかったライターを本業で、しかも素晴らしい環境との出会いがあった。タイミングと出会いに感謝。その感謝を周囲に還元できる人間になろう。知見が足りない。学ばなくてはならない。どきどきする。こんなの初めて、かもしれない。どうなるかわからないし、自分に務まるのかわからない。でも確実に新しい世界が見えることだけはわかるから。それだけで、進む理由としては必要十分だろう。がんばろう

2021年1月26日 22:06

【備忘録】フユノキオク

蝋梅。早朝、庭にくらりとするほどあまい香りが立ち込めていた。寒々しい静けさの中で、春に導くようにこうして心をあたためてくれるきみが好きだ。だから寒いのも好きだ。冬はつとめて。愛とはそういうことかもしれない。

2020年12月16日 00:27

【備忘録】2020年、私的買ってよかったもの◡̈⃝︎

「なんか甘い香りがする。ずっと君の風下に居たい」との言葉を好きな人からいただき、即座に私の中でベストコスメ2020に認定した商品がこちらです（笑）可愛らしい花の未熟さと、少し背伸びした上品さを感じさせるフローラルノート。褒められてからアホみたいに毎日使っていた。その恋は終わり、いま丁度無くなった。2020年の素敵な想い出として隠蔽します。来年はもう、付けません。トムフォードのタバコ・バニラとか、ディプティックのフィロシコスが似合う女性になるんだからきっと。shiro ヘアオイル　ホワイトリリー。

2020年11月15日 21:41

【備忘録】最近の食。

削ぎ落とす、気概の朝。煮詰めたオニオンスープとミルクパン。材料はふたつ。その他の概念や情動についての知覚や考察を全てゼロ化したい。私はカラッポになりたい。とずっと切望する。

2020年11月12日 20:47

【備忘録】最近見つけた神戸のアートたち。

西洋占星術ではね、後1ヶ月ちょっとで、風の時代に入るんだ。と、バリスタさんが唐突に言った。ふうん、と私はカフェラテのふわふわを舐めた。ちょっとにがい。私は風のような人になりたいと、十五の頃から思ってました。という言葉が出掛かったけど泡のように消えた。