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「させていただく」談義

「させていただく」って使い方難しい。
検索すると悩ましさの苦渋がじわりとにじみ倒している訳です。

仕事でお客さんにメールを送るときなんかに、よく使うんですよね。

・拝見させていただきます。
・不具合により、仕様を変更させていただきます。
・こちらの資料をお送りさせていただきます。

みたいな。
どれもちょっと違和感ありますよね。でも、何が違和感を生んでいるかって適切に説明するのは難しい。だからgoogle先生も苦渋を滲ませる訳です。

こういう時の宝刀は文化庁。
いわく…

「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は,基本的には,自分側が行うことを,ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われます。
引用:文化庁https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/keigo/chapter3/detail.html

許可を求めているわけではなく、恩恵を受けるわけでもないのに、「させていただく」って使うと違和感勃発するよってことですね。

こちらの資料をお送りさせていただきます。

資料送るのに許可は求めていないし、恩恵受けるのはどちらかというと相手方だし。そりゃあるよね、違和感。

そういうこと。

ガイドラインがあると、使う時の目安になって凄くいい。変な指摘を受けたとしても「あ、文化庁が言ってたんで」って胸張れますし、権威万歳です。

***

noteでもさせていただく談義はちらほらに。
オニギリさん、コメントありがとうございました!


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