たまラボ

これからの楽しい食事をデザインしていく、たまラボ。 たまごを主とした食材の知識を学び共…

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これからの楽しい食事をデザインしていく、たまラボ。 たまごを主とした食材の知識を学び共有していくと共に、健康で楽しくなる食事の提案を目指します。

最近の記事

13歩目『世界1卵が食べられている国は...?』

みなさん、突然ですが年間一人当たりのたまご消費量が1番多い国はどこか知っていますか? 正解は...メキシコで、一人当たり372個食べられています!(2019年IECデータより) ちなみに日本は第2位で、一人当たり年間338個となっています。 メキシコではどのようにしてたまごが食べられているのでしょうか。 今日はメキシコの有名なたまご料理『ウエボス・ランチェロス』について、実際作って食べた感想も含めてお届けしていきます。 『ウエボス・ランチェロス』、あまり日本では聞き馴染

    • 12歩目『これまでと、これからと』

      たまラボも早いことに、12歩目。 今日までの11歩、私たちは、たまごの話からはじまり様々な食問題についてお話してきました。 たまご一つ取っても、考えなければならないことやストーリーがたくさん見えてきました。 そうした中で考えた、私たち自身の今後の目標。 それは”たまごを軸に食にまつわる課題を解決していくこと”です。 ここ1年弱でコロナウイルスにより多くの人々の生活が一変しました。これは食の変化も同様で、「食に時間をかける」「丁寧な食生活を送る」という新たな食の見方が注目され

      • 11歩目『農家の裏側に潜む現実』

        こんにちは、たまラボです。 前回まで砂糖の話や旨味の話、ファストフードの話など食にまつわる話を様々な角度からお話してきました。 ここで卵の話に戻って“養鶏”のお話をしていきたいと思います。 これまでに、鶏の飼育方法や餌にはそれぞれ農家の思いがあるというお話をしましたが… 養鶏をはじめとする多くの農家は、大企業が力を握っているのです。 個人農家が、自分の手でよく育つように改良した種子も、大企業の手によって搾取されてしまうのが現実です。 大きな企業が農業の仕組み全体を操作できる

        • 10歩目 『食品業界の怖いお話』

          みなさんは、普段ファストフードをどのくらい食べますか? ファストフードは、その手軽さと安さ、美味しさから幅広い世代に親しまれてきました。 その一方、近年の健康志向で、『カロリーが高そう』『添加物がたくさん入っていそう』などというイメージから避け始める人が増えてきたのではないでしょうか。 しかし、ここにはそれ以上の闇があるのです。 そんなファストフード、またあまり目を向けられることのない食品企業の闇に関して、大きく2つに分けて話していきたいと思います。 まず一つ目、ファストフ

        13歩目『世界1卵が食べられている国は...?』

          9歩目 『旨味の正体とは』

          さて、前回の投稿では砂糖の甘みがいかに人間に及ぼす影響が大きいかというお話をしましたが、砂糖の甘みの他にも味覚として、酸味・塩味・苦味の3つがあげられますよね。 そして、五つ目の味覚として近年注目が集まっているのが「旨味」です。 酸味は人間が腐っているものを察知するための味覚だと言われており、塩味は生命の保持のために必要不可欠であるなど、それぞれの味覚には役割があります。 では、「旨味」の役割とはなんでしょう。 味覚としては曖昧な表現の「旨味」ですが、これは食べる人に情緒

          9歩目 『旨味の正体とは』

          8歩目 『実は摂りすぎ⁈な調味料』

          こんにちは。たまラボです。 前回は私たちが普段から口にしているものの多くに、遺伝子組み換え食品が含まれているということをお話ししてきました。 遺伝子組み換え食品や食品添加物など人間によって操作されたものは、体に悪そうな印象を受け、避ける人も多いのではないでしょうか。 では「調味料」ではどうでしょう。 私たち人間が、最も無意識に、かつ必要以上に摂取している調味料に「砂糖」が挙げられると思います。 そんな砂糖について、皆さんの食生活と照らし合わせながら今日のお話を読んでいただ

          8歩目 『実は摂りすぎ⁈な調味料』

          7歩目『そもそも遺伝子組換えとは』

          前回、オーガニックのお話をしましたが、それに関連して忘れてはいけないのが遺伝子組み換えについてです。 みなさんは ”遺伝子組み替え” という言葉を聞いて、どのように思いますか? はっきりとは知らないけれど耳にはしたことがあり、ぼんやりとした印象を持つ方も多いのではないでしょうか。 「遺伝子を組み替える」、良い響きはしませんよね。 それではなぜ遺伝子組換え食品をつくる必要があるのでしょうか。 まずはそのお話からしていきたいと思います。 現在どこのスーパーでも、野菜は一般

          7歩目『そもそも遺伝子組換えとは』

          6歩目 『そもそもオーガニックとは』

          最近、オーガニックという言葉を、以前より耳にすることが多くなったように思えませんか。 「オーガニック」と聞くと、”体に良い”や”環境に優しい”といったイメージがあるかもしれません。 それでは、「ナチュラル志向」や「自然派」という言葉ではどうでしょう。 オーガニックと同じように、体や環境の事を考えた言葉だと感じませんか? ところが実際には、ナチュラル志向や自然派といった言葉はオーガニックと全く意味合いが変わってきます。 ナチュラルや自然という言葉には、規定がない為誰でも使

          6歩目 『そもそもオーガニックとは』

          5歩目『黄身の色の違いはどこから?』

          前回、卵の味を変えている要因の一つとして「鶏の飼育環境」についてお話ししましたが、今回は要因の二つ目である「鶏の餌」についてです。 皆さん、「卵」と言われて何色を想像しますか? 多くの方は、黄身の色である「黄色」や「オレンジ」を思い浮べるのではないでしょうか。 その黄身の色が”濃いほど美味しい卵”という印象を持たれがちです。 しかし実は、黄身の色と味の美味しさ、直接は関係していないのです。 それではなぜ黄身の色は卵によって異なるのでしょうか... そこには「鶏に与える餌

          5歩目『黄身の色の違いはどこから?』

          4歩目『たまごの味が違う秘密』

          前回たまごの食べ比べをした際、種類によって味が全く異なることが分かりました。 その味の違いは何によって生まれているのでしょうか。 いつもより少し高いお金を払ったから? それが故の気持ちの問題? 実はこの味の違い、鶏の飼育環境と食べる餌が関係しているのです。 今回は、その「鶏の飼育環境」についてお話していきたいと思います。 鶏の飼育環境は大まかに2種類。 一つは「ケージ飼い」、皆さんが一番初めに思い浮かべるものではないでしょうか。 短い時間でたくさんの卵を生産すること

          4歩目『たまごの味が違う秘密』

          3歩目 『たまごの何がそんなにすごいの⁈』

          私たち「たまラボ」の思いや目指すところが少し分かってきたところで… 今日は、卵に関して皆さんに知っていただきたいお話をぎゅっと詰め込んでお話したいと思います。 まず、たまごの一番の魅力は何と言っても、栄養豊富であることです。 卵は「完全食である」と言われていることを知っていますか? 卵ひとつで、タンパク質・ミネラル・脂質・ビタミンをバランスよく摂取することができ、これは繊維質とビタミンC以外の全ての栄養素を取っていることになります。 特にタンパク質に関しては、肉や魚をおさえ

          3歩目 『たまごの何がそんなにすごいの⁈』

          2歩目 『たまラボ結成のお話』

          今日は”そもそもたまラボってなに?”というお話をしていきたいと思います。 たまラボとは、たまごラボ、つまりたまご研究所です。 ”これからの楽しい食事をデザインしていく”上でなぜたまごなのか、理由は大きく分けて2つあります。 1.たまごの本質的な良さ、正しい知識を知って欲しい 「たまごは1日一個まで!」みなさん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。 たまごは、コレステロール値が高く、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こしてしまう可能性もあるから…と摂取量を控えている人も多い

          2歩目 『たまラボ結成のお話』

          はじめのいっぽ

          はじめまして。 これからの楽しい食事をデザインするたまラボです。 平日とは違った時間の流れを感じる日曜日 朝起きてから感じる日の光や風がいつもより心地よく感じられませんか そんな日曜日の朝を 彩り豊かで健康的な、少し贅沢な朝ごはんで 手間をかける楽しさや ゆっくりと会話をしながら食卓を囲む温かさを 感じられる1日のはじまりにできたらいいなと... 国や地域、家庭によって朝ごはんの形はさまざまですが、和食でも洋食でも形を変えて登場する食材というと”卵”が想像しやすいと思い

          はじめのいっぽ