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10歩目 『食品業界の怖いお話』

みなさんは、普段ファストフードをどのくらい食べますか?
ファストフードは、その手軽さと安さ、美味しさから幅広い世代に親しまれてきました。
その一方、近年の健康志向で、『カロリーが高そう』『添加物がたくさん入っていそう』などというイメージから避け始める人が増えてきたのではないでしょうか。
しかし、ここにはそれ以上の闇があるのです。
そんなファストフード、またあまり目を向けられることのない食品企業の闇に関して、大きく2つに分けて話していきたいと思います。


まず一つ目、ファストフードの味は”依存性”があるということです。
一度、ファストフード店のメニューを思い出してみてください。
ハンバーガー・ポテト・チキン・シェイク・パイなど…このような誰もが美味しい!と感じやすい味には、裏があるのです。
これまで砂糖や旨味の話をしてきましたが、糖分や塩分ばかりが連想されるファストフード店のメニューは、中毒性のある食品の代表例と言えます。
ふとした時にファストフードを食べたくなるのは、そのためなのです。

そして二つ目は、”食品業界”と”健康を推奨している団体”の間に隠された秘密についてです。
食品業界の持つ力は、どの国でも偉大なものだと言えます。
その力を利用し、ファストフード店はイメージを下げないように、また不利な法律を出すことがないようにするため、圧力団体を雇ったり、様々な団体のスポンサーについています。
現に、アメリカの健康や病気予防を訴える組織において、それらの根本的な問題の一つである「ファストフード」という言葉を一切出さず、身体に及ぼす悪影響に関して全く触れられていないという実例があります。それも全て、その組織のスポンサーとして、あらゆるファストフード企業などの大手食品企業が裏についていることに関係します。
私たちが健康を維持するためにあてにしている情報の提供源に、人々の健康を害し続けている企業がいることはとても違和感で不自然ですよね。

これらのことに関する興味深い記事があります。
2002年、肥満と診断されたアメリカ人少女二人が、体に良くない食事を提供したという理由でファストフード大手であるマクドナルドを訴えたのです。
肥満の一番の要因が「ファストフード店が多すぎるからである」という声を公に初めてあげたこの出来事は、結果企業側の勝利に終わったものの、ファストフード店が人々に与える悪影響を提示することとなりました。


そしてさらに、ファストフードが子どもに与える影響が問題視されています。
子ども向けのメニューに力を入れたり、店内にキッズスペースを設けるなど、幼い子どもがファストフードを提供されやすい環境がつくられているのです。
これが原因で肥満児は増加する一方にあります。幼い頃から肥満と診断され、食生活にファストフードが刷り込まれてしまう。
その後の子どもたちの健康は保証できるのでしょうか。

これらはもちろん、肥満大国と言われているアメリカばかりに言えることではありません。私たち日本人も、身近にファストフードがあり、それを好んで食べています。
だからこそ、ファストフードに関してもう一度考え直して欲しいのです。
肥満はあらゆる病気につながります。肥満の原因の根本には一つ、食品業界と企業の密接な関係があるのです。
企業が求め続けるのは、今後も“利益”に他ならないでしょう。だからこそ、私自身が企業の見方を変える必要性があるのです。