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8歩目 『実は摂りすぎ⁈な調味料』

こんにちは。たまラボです。

前回は私たちが普段から口にしているものの多くに、遺伝子組み換え食品が含まれているということをお話ししてきました。
遺伝子組み換え食品や食品添加物など人間によって操作されたものは、体に悪そうな印象を受け、避ける人も多いのではないでしょうか。

では「調味料」ではどうでしょう。
私たち人間が、最も無意識に、かつ必要以上に摂取している調味料に「砂糖」が挙げられると思います。
そんな砂糖について、皆さんの食生活と照らし合わせながら今日のお話を読んでいただきたいです。

皆さんは、「甘いものが食べたい。」という衝動に駆られることはありませんか?
砂糖を摂取しすぎると、私たちの体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

様々な影響が考えられますが、その中の一つに、肝臓に中性脂肪がたまり、脂肪肝となり「糖尿病」を誘発してしまうことが挙げられます。肝機能数値は砂糖の摂取量と密接に関わっているのです。
実際に、砂糖を取らずに生活していたオーストラリア人男性が2ヶ月間、炭酸飲料やジュース、お菓子以外から毎日スプーン40杯分の砂糖を摂取する食生活に変えたところ、上位20%に入っていた健康値が下位10%まで落ち込んだという例があります(映画「あまくない砂糖の話」から)。
スプーン40杯分の砂糖、とても多いように感じますが実は多くの人が何気なく摂取している1日分の砂糖の量と同程度なのです。

ではなぜ私たちはそこまで甘いものを求めてしまうのか、、、ヨーロッパで王族地位の象徴とされていた砂糖が、かつてとても希少価値が高かったことと関係します。
私達が甘いものを見て、食べたくなってしまうのは「砂糖が希少だった頃の癖」で脳がエネルギーを摂るために「摂取して!」という命令を出すのです。
そして、砂糖を摂取したことによって感じる「甘味」によって気分が向上します。

これはいわば、ニコチンやコカインと同じシステムです。脳にとってこの報酬が習慣化すると、必然的に砂糖の摂取が増えていく、これが私たちがつい甘いものを食べたくなってしまう理由です。
その後は気分が安定しなかったり、イライラしやすくさせたりします。

ここまでが砂糖が私たちに及ぼす精神的な影響、「砂糖依存症」です。

砂糖は私たちの食生活の裏で、精神的にも身体的にも、大きな影響を及ぼしています。
海外では砂糖農家がかなりの低賃金、そして最悪な条件下で働いている実態もあります。

自分自身やあらゆる人の健康を考えたとき、足りないものを補うだけでなく、摂りすぎているものを見直すことも必要です。
精神的にも身体的にも健康になるために、砂糖の見方を今日から少し変えてみませんか