見出し画像

失敗を笑って許す天才

みらい5

小さな手で、巧みにワイヤーを操り、器用にリースを作る子供たち。見事に8者8通りの方法で作っている事に驚く。

お花の日は、出席率が高い"こどもみらい塾”。ですから、大人顔負けの熟練を積んだ子が多いのですが、初参加でもその空気に馴染んでしまうのか、「わたし流」を貫く。

みらい

私も、放任主義であまり手を出しません。本当にヘルプが必要な時しか「先生!」と呼ばれませんし(笑)。

みらい2

君たち、私のことを何だと思っていますか?花を運んできてくれるおばちゃんか?(寂しい・・・)

みらい3

器用に、逆回転でリースを作る子も。先生、手直しできないよ💦

みらい7

よくよく考えてみると、私もちゃんとフラワーアレンジメントらしい事を先生から習った記憶がない。

パリへ飛んで良かったと思うのは、手取り足取り教えてくれない環境だった事。オリジナリティーの追求を徹底的にやらされた。

人と同じ事をしていては、その他大勢から抜け出せない。更に、昨今では情報弱者となる第一歩が「人と同じ」「人の真似」。

大袈裟かもしれないけれど、花ひとつ取ってみても、人と同じものを作る事に安心してしまったり、誰かの真似をし続けることで自己判断が鈍くなってしまうのです。

だから、冷たいようだけど、いつも生徒さんたちの判断に委ねていたい。本当に困ったときに少し手を差し伸べて、見守りたいと思う。

みらい6

自力で事を成す人には、失敗がつきもの。偉人と呼ばれる人や、天才たちは、沢山失敗をし、それを大らかに笑い飛ばす。

人に笑われたっていいじゃないですか。誰も歩いていない真っ新な道を歩けるのだから、最高の景色が広がっているはず。

画像7

未来の偉人たちが挫けてしまわないように、失敗を笑って許し合える、穏やかな社会であることを祈ります。


この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?