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進まない会社のDX化。やはりおじさまたちはIT音痴なのか。ネット用語の説明から始まる長い旅路。

こんばんは。環(たまき)です。最近転職して、会社のSNS活用の土台作りを任されました。私はインフルエンサーでも、マーケターでもなく、ほんのちょっとSNSやweb関係のことに興味があって、ほそぼそSNSをやっているだけの33歳一般女性です。

SNSの活用を社内で進めていく中で、どうしても関係各所、調整に入ったり、相談をしたりするのですが、どうにもこうにも、社内のおじさまたちのネットリテラシーのなさに悪戦苦闘しております。

今日は、そんなおじさまたちとの闘いをご紹介していきます。


中途入社に任された、会社のSNS活用戦略。


私以外に、SNSに詳しくて、動いてくれそうな人材が会社に居なかったのか、ちょうど、SNSに慣れてそうな中途社員が入ってきたもんだから、お願いしちゃおう!というような流れで、社長から「頼みます」と言われました。

そもそも、この情報社会において、企業のSNSやデジタル戦略は、結構、重要なコンテンツであり、優先順位高めの課題かと思うので、来たばかりの中途社員に丸投げするのは、正直、雑すぎるだろ!って心の中でツッコミをいれたくもなりましたが…

とはいえ、他の記事でも書きましたが、自分のSNSが内定の一因でもあったので、とてもありがたいことなのですし、逆境大好きな私は、やってやるぜー!の精神で提案書をつくりはじめました。


共通言語のはずが通じないネットビジネス用語。


まぁ、百歩譲って、70歳以上の社長や会長が、SNSに対して多少知識不足でも私は良いかと思う。SNSやデジタルマーケティングで売り上げを作れ、という指示さえ出せれば、あとは配下の仕事である。

問題は部長、課長クラスのネットリテラシーの低さ。そもそも、今のデジタル社会におけるGAFAのようなIT企業のビジネスモデルを理解できているのかも怪しいと思ってしまう。

アルゴリズム、とかセグメントとか、ロイヤリティとか、SEOとか通じない。まじか…。ギリギリITとAIはわかってそう。て感じ。

ミーティングでおじさまたちの様子を見ながら説明しても、リアクションがない。頷いてもいないし、わかっているのか。いや、たぶんわかってない…質問はあるけど、理解した上での、建設的なディスカッションにならない。

社長や会長は、やはりさすがと言うべきか、理解が速く、ビジネス戦略の話しになるのだが、ほかの方たちとは何もはじまらない…。

いや、千歩ゆずって技術系の人なら分かってなくても、ほかの部署の人が考えれば良いかもしれない。でもせめて営業と名がつく職種の人くらいは、知っといてくれよ。と盛大に心の中でツッコミを入れていた。

私は別にビジネス用語を並びたてて、10歳以上も上の諸先輩たちへマウンティングを取りたいわけでもない。

確かに、数年前はこういったマーケティング用語の浸透はまだまだ十分ではなかったかもしれない。

しかし、今はこのコロナ禍も経て、デジタル化へ大きく人々の意識も向いてきた。企業もビジネスモデルの見直しを余儀なくされていく中で、ビジネスマンなら、危機感をもっていろいろ調べてやるだろ。と。BtoC営業ならカスタマージャーニーくらい作ってくださいよ。と。


営業ミーティングで行き着いた、おじさま主導の広がらない営業戦略。


ある日、営業部署のミーティングに、SNSの運営担当者としてお呼ばれしたので参加しました。SNSやホームページなどのメディアを使ってどんな課題を解決したり、より良くしたいですか。と投げかけても、何もかえってこない。むしろ、SNSやネットは企業相手の営業ではあまり効果はない。というおじさまからの返答に、もう面倒くさい。と正直思ってしまいました。(笑)

SNSやメディアの有用性から説かないといけないって、もうなんか面倒だなって思ってしまって、わたしは諦めました。(笑)本当なら、ビジネスSNSの話とか、インサイドセールスの話とか、ブランディング戦略の話とかに発展させたかったんだけど、結局、営業会議は専門雑誌に載れるように営業先に働きかけて、認知度上げるようにする、というめちゃくちゃ当たり前というか、誰でも一番先に思いつくし、大勢の人が話し合ってミーティングで行き着く答えじゃないところに着地していた。

いや、きっとその営業部署の人からすると、ほかに解決しないといけない問題の方が優先だったのかもしれないが…。


芋づる式で出てくる、社内の非デジタル資源の壁。


SNSの活用やデジタルマーケティングのことを具体的に社内で仕組化しようとすると、芋づる式に、DX化への課題が続々と出てくる。

例えば、SNSをやるのに写真といった素材が必要だけれども、そういったリソースの集まる場所がバラバラ過ぎて、十分に活用できない、といった問題。顧客満足度を確認したくても、集計、データ化されてない。どこに何があるのか分からないといった問題など。

こういった課題は、IT人材を投入して、一気に変えてしまった方が手っ取り早いと思うが、なかなか採用が難しいのが実情。マーケティングや広告、IT系の会社でない会社は、優秀なIT人材の獲得は結構難しいのだと思う。だから私なんかがSNS担当になってしまうのだ。


ビジネスマンならデジタルマーケティングの基礎は知るべし!

やっぱり、いくつになっても勉強は大切だと思います。別にマーケティングについて、徹底的に熟知しろ!と言いたいわけではないです。常にアンテナを立てて、吸収しようとする意識があるとないとでは、同じ50代のおじさまでも、雰囲気も見え方も私からすると全く違います。やはり、常にアンテナを張っているおじさまは、いつまでも若々しく、謙虚なふるまいの方が多いです。

産業化社会はとっくに終わり、情報化社会の今、デジタルマーケティングが市場や消費を作っていると思います。データ化社会の波に乗り遅れないように、ネットリテラシー高めていきましょう!生涯、勉強です!わたしも営業のDX化に向けて頑張ります!





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