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“猫作家たま”の原点(その2)・・・2024.08.09

こんにちは、
猫をモチーフにした布小物を作っている猫作家たまです。


先日、猫作家として活動している 私 "たま"の原点(その1)を
紹介しましたが・・・。

本日は、“猫作家たま”の原点(その2)を紹介します。


原点その2・・・それは、母と祖母です。

2人とも常日頃から針仕事をしていましたので、
私にとって、針と糸とミシンは毎日 目にするものでした。

祖母は、和裁をする人で、家族や親せきの着物や浴衣、
丹前(たんぜん)や半纏(はんてん)などを、いつも仕立てていました。使い古しのタオルを、愛用の足踏みミシンで雑巾に縫い直すこともよくやっていました。

母は、洋裁全般で、つくろい物や父のズボンの裾直し、時々服を作ったり、あまり布で袋やバッグを作ったり・・・。母にも愛用のミシンがありました。

2人とも、冬になると編み物をします。
祖母は棒針編み、母はかぎ針編み・棒針編み・機械編み・・・。
なので、私も、子供の頃に祖母や母と一緒に色々と編んでいましたので、かぎ針編み、棒針編み、機械編み・・・と一通り
編めます。


そんな中、私が小学校に入学するときに、母が私のために
"手さげバッグ"を作ってくれました。

なんの変哲もない、安く手に入れたウールの赤系のチェックの布で作ったバッグの大きさは、大きいのと小さめの二つ。
既製品の猫のアップリケをアイロンで接着した簡単な袋・・・。
例えて言えば、今でいう幼稚園などで使う、絵本を入れる
絵本バッグのような手さげバッグです。

昔のランドセルは、
大きくて重いばかりで収納力がなかった(笑)・・・ので、
ランドセルに入りきらない、学校で使うモノを入れて通学できるように・・・ということですが、大きいバッグと言っても、小柄な私にはちょうど良い大きさで・・・(笑)

バッグに付いていた猫のアップリケも、袋そのものの柄も、
それほど"可愛い💕"って感じではなかったけれど、
私にはとても使いやすくて、なんといっても"私のために作ってくれたもの"ということで、とてもお気に入りでした。

でも、バッグを数年使うと、アップリケの端の部分が剥がれてきてしまうので、自分でボンドで付け直したり、ちょっと縫い留めたりしながら小学4~5年生くらいまで使っていたと思います。


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そして今、
私が作品を作るときはいつも、私が小学生だったあの頃に
母が私のために作ってくれた手さげバッグを思い出し、
あの頃の懐かしさと温かな気持ちと共に、愛情表現があまり上手じゃない母の愛を心に思い浮かべて、感謝の気持ちで制作しています。
 
 "ありがとう、
  誰かのお気に入りになってもらえますように・・・"


***ここまで読んでいただきありがとうございます***


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