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石徹白Life2128日目【我が家の収穫は粳米(アキタコマチ)180㎏と糯米(タカヤマモチ)73.7㎏】これにて

2023年の無農薬有機栽培の米作り終了!

地主さんから田んぼ2枚をお借りして、4年目になりました。
春から秋まで、様々な方々に助けていただき、収穫まで漕ぎ着くことができました。

水漏れに対処するため、畦を重機で塗りなおしてくれた地主さん。
郡上民泊で泊まりにきてくれた大都会の大阪からやってきた中学生たち延べ30人ぐらいには、
泥だらけになりつつの田車除草をしてもらいました。

ここ2年間、猪に入られて散々だったので、電気柵を早めに張っておいたのは良いものの、
漏電しないように草刈りには氣を使いました。
それでも最後は鹿に侵入されていたのですが、山里はどんどん人が暮らしているところが狭まっているような印象があります。

稲刈りは予定日にコンバインが壊れて動かず、助っ人の皆さんに裾刈を手で行っていただき準備しました。
久しぶりに稲架かけができたのは、楽しかったです。

4日後に再設定した稲刈りの日も午前中はコンバインの調子が悪く、自分たちで分解しながら、
内部のあちこちを掃除しまくり、ようやく綺麗になったところでお昼過ぎになっていました。


これで無事に稲刈りができるのかと思いながら、調子が出始めた時に、
なんと!泥濘(ぬかるみってこんな字を書くのか。いかにも出られない雰囲気だ。)にハマリまして。

ズブズブです。ぬけられません。。。

近所の農家のHくんに助けを求め、トラクターで引っ張ってもらおうと思いましたが、
トラクターが沈みかけるぐらいの状況に啞然としました。


4枚のアルミブリッジを借りて、夫婦でコンバインの周りを深さ30センチぐらいで掘りました。
泥まみれのスコップが重いのですが、なんだか馬鹿げすぎて笑いました。

ふと見れば、ドジョウが何匹も出てきたので獲って食べようかと思いましたが、
ぐっと我慢して、泥と格闘しました。

そういえば、稲刈りまで数日にわたり泊まり込んで、家のゴミ捨ても含めて、
助っ人にきてくださっていたSさんの動きの素晴らしさに感動でした。

ご実家はサラリーマンだったけれど、兼業農家をしていたそうで、
稲の束を渡してくれる時の動きが自然体で、なおかつ相手に取りやすくしてくれる。

頭でっかちな現代人の私には、衝撃的な身体知の体現でした。


いくつもの危機に助けを借りて、無事に乗り越えて稲刈りを終えた夕方、
30㎞先の民間ライスセンターまで米を運びました。

数日経過し、受け取った米の輝き、ありがたさ、
農家のみなさんの凄さを感じながら、家族や仲間たちと、
この稀有なる恵みを味わっていこうと思います。

さて、残務もあり、来年へ向けて、新たな一歩になるかと思いますが、
ひとまず、おつかれさまでした。


皆さん、山の神様、水の神様、お日様、生き物たち、菌たち、ありがとうございます!

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