アーティストとフィギュアスケーター
『パフォーマンス医学』 先読みレビュー7 KIDさん
現役スポーツドクターの二重作さんが提唱する「パフォーマンス医学」という耳慣れない言葉に少し身構えましたが、事例を一つ一つ実践するたびに新しい発見の連続で、正に”目から鱗”の体験でした。
視線や呼吸などちょっとした事を意識し変えるだけでパフォーマンスが見違えるように向上するということが図解などで判りやすく解説されていますが、どれも難しいものではなく発想を変える事で実現可能な事ばかりで、思考を鍛え自然な行動として取り入れる事で日常生活でも大いに役立つ事に気付かされました。
本書を読み進めている間、常に頭の片隅にはブルース・リーの名言
“Don't Think, Feel! (考えるな、感じろ)”
がありました。
頭で考えるのではなく心で感じたことや直感を大事にしようという事ですが、心で感じる為には基本となる呼吸や動きを理解し発想を柔軟にする。そうする事で感じるままに自然と体が動く。本書を読んで久しぶりにサードアイが開いた気がします。
本書でも言及されている、羽生結弦選手。彼が2017年のシーズンのショートプログラムにプリンスの曲「Let's go Crazy」を使用したことで、お互いのファンがリスペクトしあう幸せな関係が生まれました。
自分の才能を信じて、逆境にも負けず、壁を越えて行く、アーティストとフィギュアスケーター、ふたりはどんなマインドで超絶パフォーマンスを生み出していったのでしょうか。
格闘技ドクターでありその分野での著書も多数、さらに無類のプリンスファンとして「プリンスの言葉」も上梓されている二重作さん(わたしの中ではタッキーさん)の新著「可能性にアクセスする パフォーマンス医学」の中で解き明かされるのでしょうか。
オススメは、少しでもこの本を読んだら、ひとつでも実践して、結果どうなったか、どう感じたかを言語化し、メモなど記録をしてみることです。
イメージは超えて行くチカラを生み出す。
あなただけの「ゴールドエクスペリエンス」を体験してみてください。
プリンス オフィシャルディスク・コンプリートガイド (星海社新書)
著者 KID
PS1. Let's Go Crazyの解説も。プリンスヒストリーの生き字引
PS2 視えない部分を視てみたい。
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