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#156 学校というコミュニティの役割|スポーツでの考え方のイノベーション

皆さんにとって、学校というのはどういう存在でしたか?

為末さんの投稿を見て考えさせられた。

東南アジアへチャレンジをする選手たち、また何か目標を持って取り組んでいるお子さんをお持ちの方々などにも読んでいただきたい内容となっています。

なかなか日本にいると触れることのできない考えであり、理解に苦しむことだとも思います。

日本は「強いられる」環境は少ないと思います。選ぶ自由もある。だからこそ、もっと伸びるとも思う。だけどそれは自分自身で選び、目標を設定して内発的動機mに基づき取り組めたらの話だと思う。


前書き

今回書く記事は、僕が1年半ほどラオスでチャレンジしてきて思うことと、そして実際のラオスの方々とのやり取りの中で思うことを記しています。

最初は見えていなかったもの。

ラオスを理解していく中で、変えるべきところと変えないほうがいい部分と感じております。日本人である僕らは自分たちの秤を持っています。

秤というよりはメガネのようなものです。そのレンズから見ている。

そしてそのレンズは世界へ飛び出せばまた違うレンズがあるのです。僕らには綺麗に写っているものもレンズが変われば違うかもしれない。色も鮮やかなものが真っ黒く見えたりするかもしれない。

彼らが変わりたいと望むものを変えていくことこそ本当に必要なことなのではないかと思っています。その先にもっと変わりたいという欲が生まれ、変化に対する耐性や考え方も追いついていくのではないかと思います。

僕にとっての学校

僕は、特に高校時代に友達と過ごした時間というのは貴重だなと思っています。
たくさんの失敗や、何かに対した一緒に努力するという経験が絆や思い出を彩り深くしてくれたのだろうと思います。

学校で共に時間を過ごして、放課後や休日に一緒に遊んだり学校を飛び出して仲間と過ごした時間というのは今でも懐かしく、戻れるならそのときに戻ってまた一緒に過ごしたいなと思います。


いま、ラオスの小学校との関わりがあり、子供達にサッカーを教えています。こちらではこれが体育の授業として扱っていただいています。

僕は学校というのは新しいものと巡り合わせる空間なのかなと思っています。

自分が学びたいものと出会い、それを伸ばすこともできる。

だけれど、その学びたいという自由も制限がされてしまっているところもあるんですね。

僕は、まずは得意や不得意もあると思うけれどいろんなものに触れていくことが子供の頃には特に必要なのではないかと思っています。

特にスポーツ、体力や運動神経の形成にはさまざまな競技にトライしてみることは良いと思っています。

体力向上のために、ただ走れと言われたら誰もが思うように苦痛となりますが、

楽しくスポーツをすることによってその部分を楽しく鍛えてあげることができると、良いのではないだろうか。

特に部活動での時間というのはとても貴重な思い出として残っています。いまでも当時の仲間と話すときは一瞬にして当時の情景が浮かんできます。

何か一つのことを一緒に目指し、努力するという時間からの学び、そして人生の中でのその比重というのはとても大きなものだと思う。

失敗、失敗、失敗の連続だったその当時ですが、それがいまは大切な思い出として残っているし、仲間との絆や思い出として大事なものとなっています。

チームスポーツの良さ

スポーツは失敗をすることが許されているからこそ学びが多いのではないでしょうか?失敗しても、みんなで励まし合って、「大丈夫!!次だよ!!」とみんなで失敗を助け合って切り替えていく。

そんな作業から学ぶんだと思うのです。団体としての生活を。

そして、誰かが頑張る姿に自分も刺激を受けて、自分自身と向き合って努力を重ねる。一人で頑張るのは難しいけれど、みんなと一緒だからできるということもとても多買った。

東南アジアの気候はスポーツには厳しい

東南アジアにいると、やはり気温の違いというのには苦労をします。

「東南アジアの人はあんな暑い中でよく走ったりできるよあ。」

海外に出る前はそう思っていて、炎天下の中で走れるようにとたくさん走りのトレーニングをしてきました。

そして、いざ東南アジアに出ると、彼らはこんなことを言いました。

「暑いから外で運動はできない。」

東南アジアでは、暑いことに慣れているのではなくて、暑い時間と涼しい時間の使い分けをしているというのがわかりました。

でも、日本人の僕はその環境に適応しようと走りました。

その環境が基本となる東南アジアでは、その暑さに適応する方法として暑い時間は外に出ないという選択をとっています。

すると、子供たちもそれを真似てしまいます。
外で運動する機会が減って行き、ラオスは特に体力がないです。

若いうちから体力をつけるような取り組みを楽しく行うことができれば、体力向上から健康的な体を維持することができるようになり、平均寿命が伸びるのではないかとも思います。


また、スポーツという楽しみを覚えること、そしてより向上心を持って競技力を上げるためには規則正しい生活習慣が必要となります。

酒やタバコ、薬物…

日本のように規制がしっかりと出来ていないために、若年層からこうした物に触れてしまう危険があり、簡単に蝕まれてしまう。

僕は、子供の頃に憧れたサッカー選手が

「サッカーをもっと上手くなりたいから炭酸飲料は飲まないし、お酒も飲まない。」

そんなことを言っていたのを見ました。

いまはお酒もたまにみんなと集まったら飲む事はありますが、子供の頃にその言葉を聞いた僕は、炭酸飲料を飲むのを辞めました。

(のちに、炭酸ではなくて砂糖が良くないんだろうと気付き、炭酸飲料も口にしますが、ものは選ぶようになりました。)


なので、スポーツを通じて楽しいものができて、それの得意に気付いたり、得意になりたいという向上心が生活習慣を正していく可能性はあると思います。

イノベーション


実は、つい先日こんなオファーをいただきました。正確にいうと、昨日です。


以下は、その時のやりとりを書いていきます。
ここからお話しする内容は東南アジアのラオス、途上国での問題に対してかなり深く、本質的な部分だと僕は思います。

この考え方に触れることで日本にいながら日本の良さや問題も考えられると思います。

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