全てのヒントは“今”にある
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羊飼いの少年がピラミッドにある宝物を見つけるために旅をする物語。
旅の道中でふと会った王様から大切な教えを聞き、訪れた街にいた少女に恋をしたり、お金がなくなって宝石屋で働いたり、錬金術師(アルケミスト)などの様々な人に会い、色んな経験をしながら、夢に向かって自問自答する様子が描かれている。
僕はこの本を数ヶ月前に、友達に勧められていたが読むのを先延ばしにしていた。そんなときに、12月下旬にオンラインを通して出会った方にも偶然この本を勧められ、これは間違いなく「この本を読め!というメッセージだ」と受け取り、何かに駆られるように読むことになった。
すぐにAmazonで購入。海外言語の日本語訳ということで、かなり不自然な日本語で多少読みにくさはあったが、何かの必要性に駆られていた僕は歯を食いしばりながら読み、なんとか2022年内に読み終えた。
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この本から受け取ったたった一つのメッセージ。
それは
「前兆に耳を傾けろ」
だ。
これまで自分に起こったこと、今自分に起こっていること、これから自分に起こること。そのすべてに意味がある。そのときそのときでベストなことが起きるのが人生であり、その度にそのメッセージに耳を傾けるのだ。
たまたま会った人が話してくれた話。
たまたま自分が今いる場所。
何かの縁でたまたま出会った人。
今自分が置かれている状況。
突きつけられている問題。
すべてに意味があり、それぞれが自分に何かのメッセージ(前兆)を放っている。それ(前兆)は夢へのヒントであり、夢を叶えるためには通らなければならない試練。
自分に日々起こる物事すべてに意味があり、メッセージが隠されている。
そんなことをこの本は僕に伝えたかったのではないかと思った。
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少しスピリチュアル的な話にはなるが、僕自身この考え方は数年前から非常に大事にしている考え方でもある。悪いことが起ころうが、思い通りに事が進まなかろうが、そこには意味があり、すべて自分に必要なことなのだろうと考えることでポジティブになれるからだ。
そう考えることで、イライラすることも、怒ることもなくなった。その瞬間から前向きに動き出すことができる。
本当にすべてに意味があるかどうかは厳密にはわからない。きっとメッセージなんてなくて、理不尽的にたまたま偶然起こるものもあるだろう。ただ、こうした考え方を持っているとそういった物事もポジティブに捉えられるのは間違いない。
勘違いしたくないのは、これは「起こったことをすべてポジティブに捉えろ」という話ではない。
「起こることすべてに意味がある」と「起こったことすべてをポジティブに捉えろ」はイコールではない。
ポジティブに変換することは良いことだが、それと同時に客観的に捉え、評価することも同じく大事なことだ。“都合の良い解釈”ばかりではコトは正しい方向に進んでいかない。だから、客観性ももちつつ、メッセージを受け取るようにしている。
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きっとこの本のこのメッセージは僕の2023年に必要なものになるのだろう。
2023年も素敵な本に出会えますように。
文章の向上を目指し、書籍の購入や体験への投資に充てたいです。宜しくお願いします。