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おてつたびでファンづくり。あらゆる場面で選択されるマチへ

なぜ、猿払村がおてつたびのサービスを活用しているのか。

シンプルに表現すると、私はファンづくりと考えています。

もちろん、おてつだいがあってのおてつたびなので、おたつだいの内容や成果も大切な視点ということは大前提です。

では、おてつたびとはそもそもどのようなサービスなのでしょうか。コンセプトから確認していきましょう。

おてつたびはおてつだいしながら旅をしようというコンセプトです。

そして、こだわりポイントを3つあげています。
・お手伝いを通じて地域の方と関係性ができる!
・知らない地域に行くキッカケができる!
・お手伝いすることで報酬をゲット!旅費等の削減が可能に..!

要するに、今まで旅先として候補にならなかった地域へ赴き、既存の旅では得られない地域との関係性を求める方が、おてつだいで報酬を得ながら旅をする新しいカタチです。

代表の永岡さんは、昔から一定期間地方で働くということはあったと思うが、おてつだい×旅というカタチにリブランディングしましたという説明されています。

また、日本各地の素敵な地域に継続的に人が訪れる仕組みを作ると同時に、おてつたびのミッションである「誰かにとっての“特別な地域”を創出」していきたいとしています。

おてつたびというワードがキャッチーで、サービスの良さと相乗効果で広がりを見せてきていますね。

2021年8月5日のプレスリリースでは、受け入れ先地域が全国47都道府県に拡大したことを発表されています。


猿払村では、3月にはじめてのおてつたびを募集。民間事業者さんではなく、猿払村の取組みである施設園芸栽培調査研究事業におてつだいをいただきました。

この時は、イチゴの苗の定植がミッション。約2,000株のイチゴの苗を植えていきました。

おてつだいとしてとても助かったのはもちろん、おてつたびがなければ訪れることがなかったであろう方が、猿払を知り、関心を持ってもらえることに手応えを感じました。

この時の参加者は、つい最近猿払村や他の宗谷地域へ再訪いただき、継続的なつながりも創出されています。

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また、7月から10月にかけて実施予定の今回のおてつたび。1回目が終了しました。今回は、前回より滞在期間も長くなり10日間の日程です。

初日と最終日は移動日、残りの8日間のうち7日間がおてつだいをしていただく日、残りの1日が休息日として猿払村のご案内をするスケジュールとしています。

地域おこし協力隊が担っているおてつだいをしていただくということから、今回はおためし地域おこし協力隊として、隊員の活動を体験してもらうというコンセプトでもあります。

参加者の中から、未来の猿払村職員や地域おこし協力隊が誕生したらこんなに嬉しいことはありません。

ただ、職員になってください。地域おこし協力隊になってください。移住して下さいなどと強く呼びかけることはしません。

当たり前ですが、そんなに簡単なことではありません。その人の、人生を左右することです。自らがそういう気持ちになってもらえたら、それが良いと思います。

猿払に住んでもらうことだけがファンづくりではありません。この辺の考え方は、猿払村公式noteの運用で4つの実現したいことが近いと思います。



猿払村民に猿払をもっと好きになってほしい
猿払を好きな人にもっと好きになってほしい
猿払を知っている人に猿払を好きになってほしい
猿払を知らない人に猿払を知ってほしい

そして、選択されるマチへ。

知っていただき、好きになっていただき、もっと好きになっていただく過程で、あらゆる場面で選択されるマチを目指します。

住みたくなるマチ
住み続けたくなるマチ
観光に行きたくなるマチ
グルメを楽しみたくなるマチ
ふるさと納税をしたくなるマチ
あの人に会いたいと思わせちゃうマチ

好きになって、なんだか気になってしまうマチになってもらえたら、おてつたびを活用する目的を達成できたといって良いと思います。

参加していただいた方々の、参加中や参加後にご家族やご友人にお話しいただくことで、その輪もどんどん広がっていくと嬉しいです。

とはいえ、参加された方々が満足していただける、おてつたびをプロデュースすることが大前提。

しっかりとした情報を提供し、お出迎えし、対応できなければ逆効果になりかねません。そういう意味で、私どもの対応が猿払の印象となるものだと認識しています。

このような緊張感を持ちつつも、お互いに楽しみながら取り組めたら最高だと思います。

簡単ではない、ファンづくり、移住促進、観光促進の第一歩として期待するおてつたび。活用方法は無限大。

猿払に来訪しなくても、例えばオンラインでの取組みも事例があるそうで、今の状況だからこそ出てくるアイデアもあるかもしれません。

村の取組みが順調に進めば、村の事業者さんにもおてつたびというサービスをご紹介していければと考えます。興味を持っていただければ、ぜひ活用し繁忙期の人手の確保と、地域のファンづくりにもつながるはずなので広がっていくといいなと考えています。

まずは、あと6回控えているイチゴの収穫等でのおてつたびの成功に向けて取組みを進めていきます。

イチゴの収穫やパック詰のおてつだいをいただきますが、人手が不足しているので本当に助かっています。皆様もぜひご参加を検討ください。

今後の募集予定(5回日程を3回に分けて募集する予定です)
猿払村おてつたび事務局をフォローして募集開始をお待ちください。
8/24-9/2
9/7-9/16
9/21-9/30
10/5-10/14
10/19-10/28

猿払村おてつたび第2弾の様子(撮影:かすがいともや)

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おてつたび×おもてなしフォト!

おもてなしフォトとは、かすがい夫婦が、カメラマンとしておてつたびの様子を一日密着し、写真撮影を通しておもてなしをする企画です。

おてつたびの思い出を素敵な写真で残してくれました。ぜひ、猿払村ぐらしの記事を読んでみて下さい。

まとめ

おてつたびはファンづくりのスタート。そして、そこからあらゆる場面で選択されるマチになっていくことが目標。

おてつたびもnote等の運用も、目的やビジョンは共通していると改めて認識しました。

おてつたび参加者にとって、猿払や宗谷が特別な地域となるよう、できることをしっかりやっていきます。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。
それでは、次の記事でまたお会いしましょう。

『おてつたび』は、お手伝い(仕事)と旅を掛け合わせた造語で、地域の短期的・季節的な人手不足で困っている農家や旅館などの事業者と、「知らない地域へ行きたい!」「仕事をしながら暮らすように旅したい」と、地域に興味がある若者をマッチングするwebプラットフォームです。『おてつたび』参加者は、お手伝いをすることで事業者より報酬を得ることができるため、旅費自体の削減が可能です。
誰でも簡単に知らない地域で仕事をしながら旅をし、お手伝いを通じて地域や事業者さんのファンになって帰る世界を目指しています。
2021年8月5日プレスリリースから引用


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