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休む勇気が持てない

「休むのに勇気がいるのか?」
「休日なんだから休んで当然では?」

僕もそう思っていたころがありました。
でも、独立して仕事をするようになって一転。

そこで今回は
【休む勇気が持てない会計士】です。
僕自身が感じていることです。

「休む勇気」コンビニで売ってないですかね?



■休む勇気が持てない会計士

休む・だらだらする。
これをするのに勇気がいるんです。

「なにもしなけりゃいいんだから、勇気なんていらないでしょ」
普通はそう思いますよね?

でも不安に思ってしまうのです。
「今この瞬間でも仕事したほうがいいんじゃないか」
「少しでも何かやっとかないと...」

独立して何年か経ちましたが、
「明日売上が亡くなってしまう恐怖」
「資金が底をついてしまう恐怖」
これには今でも追いかけられます。

仕組みを作って、寝てても稼げる体制を作る。
これができれば、少しは和らぐでしょう。
だけれども、その道は優しいものではありません。

■公認会計士も所詮サービス業

「公認会計士」は自分の「知識」を販売する商売です。
クライアントに対して「知識」を提供するので、自分が動かないことには何も始まりません。
つまり、
自分が「商品」なのです。

会計に関連する悩みというものはクライアントごとに色々。
そして「会計」が苦手な人はホントに苦手。
結局のところ、自分が動かないと物事が進まないケースが沢山あります。

だから休めないのです。

1日という制限時間いっぱいを使って仕事をしていないと恐怖にあおられる現実。
はたから見て「働きすぎでしょ」というレベルにならないと、やめられません。
病気です。

■休めない体質は会計士受験勉強が作り出す

休めない体質は仕事をするようになってから出来上がるものではありません。
多くの会計士のきっかけとなるのが「会計士受験勉強」です。

先日の記事「異常も続けば正常」でも取り上げたのですが、恐ろしいくらいの時間を勉強に使います。
何年もそんな生活に身を捧げていると、それが当たり前になるのです。

そして、合格したあとは、
「試験勉強」⇒「仕事」に変わるだけ。
監査法人にいるメンバーは、みんな同じような死線をクリアしてきた猛者たち。
当然のように長時間仕事をします。

だから
「自分も置いてかれないように勉強しなきゃ」が
「自分も置いてかれないように仕事しなきゃ」にいつの間にか、そして自然に変わっていきます。

体に染みついてしまったことはすぐに取れません。
「ずっとなにかをしていないといけない」
という思いが深層心理にこべりついてしまっているのです。

「継続は力なり」が悪い方向に働くこともあるのです。

■パソコンを開かない勇気

休む勇気といっても、明確にわかりません。

だから「パソコンを開かない勇気」から始めてみてはどうでしょう?
毎日たくさんの時間をパソコンと共に過ごしています。
だから、そんな相棒と距離を取ってみる。

「午後から絶対触らない!」
その日のルールを1つ決めるのが良いでしょう。

よい休息が素敵な仕事につながります。

ではまた。よい休日を。


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