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コーチングを学ぶ意味や理由には何があるだろうか。

今回はコーチングの原点とも言える「コーチングを学ぶ意味」や、「コーチングをなぜ学ぶのか?」について現役プロコーチとしての視点から、さらには実際に私がコーチングで救われた経験からお話していきます。

これからコーチングを学ぼうと思っている方や新米コーチの中には、「なぜコーチングを学ぶのか」という素朴な疑問を抱え、それを解消できないまま実践している方が多くみられます。

特に知識先行でコーチングを学んだ方は、コーチングの効果を実感したという”成功体験”が無い為、コーチングを学ぶ理由や意味に疑問を抱いてしまい、その自信の無さがセッションで妨げとなるケースさえあります。

コーチ自身が、コーチングを学ぶ理由や意味をしっかりと知っておくことは、円滑なコーチングを行う上で非常に大切な要素の一つです。

コーチングを学ぶ意味や理由を明確に出来ないコーチでは、クライアントと信頼関係を構築してセッションを行えませんからね(汗)
(クライアントの目標達成を支援するのに、コーチの目標が決まっていなければ説得力が無いですよね..。)

一番良いのは、コーチ自身がコーチングによって自分が大きく変わったという実感を持つことですが、この記事を通して少しでも皆さんが抱く疑問の解消に役立ててもらえると嬉しいです。

地元の友人との会話にて

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これは、数年前に地元で友人と「将来について」語り合ったときの話。

友人が語った未来は以下のようなものでした。

・年収3~400万くらいの安定した仕事に就きたい
・高望みはしないからそれなりの女性と結婚したい
・子供を作って”普通の暮らし”が出来ればそれで満足

それなりの生活。。安定。。普通。。

普通とは一体なんだろうか。

確かに、将来を考えた時の答えとしてはある種の正論で、年齢を重ねるごとに安定を追いたくなる気持ちは判ります。

でも、私が友人の話を聞いたときに抱いた感想は

●本当にそれが”強く望んでいる将来”なのだろうか
●その未来へ向かって進む毎日は楽しいのだろうか

このようなものでした。

もちろん、安定した収入と普通の暮らしを望むことを否定する訳ではありません。

しかし漠然とした将来の目標設定を掲げて、毎日を何となく過ごしていくことにはならないのだろうか?と、恐怖にも似た感情を抱いたのを今でも思い出します。

例えばですが、日々を過ごす中で就寝前に一日を振り返り「今日は素晴らしい1日だった」と本気で思える日ってどれくらいありますか?

コーチングを学ぶ前の私は、間違いなくそんな風に1日を考えたことはなく、何か自分にとって良い事があった日だけ、今日はいい1日だったなぁと思うに過ぎませんでした。

コーチングを学び、その意味をしっかりと捉えた”今”はどうでしょうか。

現在の私は、1日1日を明確な目標に対して前向きに動けたか?と客観的に振り返ることが出来ています。
(これが、結構楽しいんです。)

そして満足のいく1日を過ごせた日には大きな充実感を、反省点があっても翌日以降に反映させようというポジティブな姿勢で過ごせています。

明日はもっと良い1日にするぞー!なんて気持ちで眠りにつくんです。

コーチングを学ぶということは、人生そのものを豊かにするという意味と同義であると私は考えていますし、それがコーチングを学ぶ意味であると確信しています。

コーチングを学ぶ⇒毎日が能動的に変化する

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コーチングを学ぶことで得られる大きな効果に、毎日を能動的に生きることが出来るようになるという変化があります。

もし”毎日を能動的に生きる”と聞いて、数値的な目標(年収など)を思い浮かべたのなら、あなたはコーチングの考え方を表面上でしか理解出来ていないのかもしれません。

コーチングの考え方を深く理解し、それが染み込んでくると数値などでは測れない「自分の生きる目的」「自分が本当に喜びを感じる生き方」が明確になっていきます。

こうした”本質的な目標”を定めることが出来る様になると、日々の暮らしとの向き合い方が確実に変化します。

仕事や収入・役職などはあくまでも二次的な目標に過ぎず、本質的な目標に対して毎日をどう過ごすかによって、自ずとついてくる結果でしかありません。

コーチングを学ぶ理由⇒自分の原点を見つめよう

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「コーチングを学びたい」
「コーチングを仕事にしたい」

今、この記事を読んでいる方のほとんどがこうした気持ちを持っているはずです。

そして、コーチを目指す理由や経緯は人それぞれですが、絶対に共通する”原点”とも言える感情があります。

それは【誰かの役に立ちたい】という感情です。

これを聞いて、中には「いや、あくまでもキャリアアップのためだ」とか「承認欲求が強いから周囲に認められたいからだ」なんてことを言う人もいるかもしれません。

でも、コーチをやろうと思う人間って絶対に本質的な部分で「人の役に立ちたい」っていう感情を持っているんです。

キャリアアップや自分を認めさせる方法は、コーチングを学ばなくてもいくらでもあります。

にも関わらず、コーチングを学びたい!と思った時点で、心のどこかで「誰かの役に立ちたい」という感情を強く持っているのは間違いありません。

いやいや!自分自身を磨くためにコーチングを学んでいるから、そんな高尚な感情は持っていないよ、と思った方。

自分のためにコーチングを学ぶ、大いに結構じゃないですか...!

それでも断言できるのは、コーチングを深く理解していけば「誰かの役に立ちたい」という感情が無視できない重要なファクターであることに気付かされるということ。

コーチングを学ぶ動機が何であれ、他人の幸せが自分を幸せにできるという本質に気付かされることは間違いありませんからね。

コーチングを学ぶと人生のステージが1段階上がる

自分を変えたい、人生を豊かにしたいと考えて自己啓発本やセミナーに興味を持ったことはないでしょうか?

私はめちゃくちゃ読み漁りましたし、セミナーに参加したりもしました。

↓↓↓私の本棚の一角↓↓↓

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あくまでも個人的な感想ですが、どの自己啓発本もセミナーも「とにかく行動しろ」と言うばかりで、人生に大きな変革をもたらすことはありませんでした。

それもそのはず。

コーチングを深く理解した今だからこそ判りますが、目標を見据えるという作業も無しに「行動しろ!」では、何をすれば良いのかと逆に不安や迷いが生じるだけなんです。

コーチングを学び、その理解を深めるとセミナーや自己啓発本でよく耳にする「ステージの上げ方」が実感として判るようになります。

コーチングの考え方が染み込んでいれば、セッションに限らずとも気軽な人生相談やちょっとした会話の中で、その人の人生がより良くなるような質問や会話ができますよね。

これはつまり、どんな人に対しても価値を提供できる人間になれるということ

周りの人の人生が少しでも豊かになれば、結果的に自分の幸福度も高まるという考え方は、自己啓発本やセミナーでも言われる高いステージでの思考そのもので、コーチングを学ぶことで私は「なるほど」と遅まきながら理解しました。

少なくとも私は、自己啓発セミナーや読書ではなくコーチングを学んだことで、思考や物事の捉え方が大きく変化したと実感しています。

なんとなく「自分を変えたい」という悩みを持っている人は、コーチングを学ぶことが現状を打破する大きなきっかけになるはずです。

コーチングを学ぶと仕事へ応用できる

最後に、これは”おまけ”というかコーチングを学ぶことで得られる副次的な効果ですが、確実に仕事へと応用できるというメリットがありますね。

例えば、私の場合なら複業で「経営コンサルタント」をしておりますが、
コーチングの考え方と企業経営のプロセスは酷似していて、コンサル業にも大きな影響を与えてくれています。

目標を定める⇒現状を把握する⇒問題点を抽出する⇒解決策を探す⇒実際に行動する。

こうした企業経営におけるプロセスは、コーチングの考え方とも重なっている部分が多く、どんな仕事であっても応用できる本質的なメソッドです。

つまるところ、コーチングを学んで自分自身を高めたい場合でも、確実に効果が期待できるという点も、コーチングを学ぶ理由の一つになるということですね。

コーチングを深く理解すれば悩みは自然消滅する!

いかがだったでしょうか?

コーチングを学びたい、コーチの資格は取ったけど「学ぶ理由」がイマイチ判らない。

そんな人に、実体験から贈る言葉は「もっとコーチングを深く理解して欲しい」です。

コーチングを本質から理解して、実際に実践すれば「どうして学ぶのか」「コーチングの意味ってなんだろう」なんていう悩みは必ず無くなるはずです。

まだコーチングの理解が浅かったり、成功体験が無い時期は不安になることもあるかと思いますが、せっかくコーチングの世界に興味を持ったのであれば、とことん突き詰めて毎日を豊かに過ごせるマインドを実感してほしいと心から思います。

コーチングを深く理解すれば、絶対に悩みからの解放という未来が待っています。

この記事で、一人でも多くのコーチが悩みやコーチングを学ぶ上での不安や疑問を解消してくだされば幸いです。


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