逞(takuma)

逞です。最近スポーツ関連の呟きが多いですが、元々はドラマ考察用の趣味垢で、その他ゲーム…

逞(takuma)

逞です。最近スポーツ関連の呟きが多いですが、元々はドラマ考察用の趣味垢で、その他ゲーム、歴史なども好きなので色々なnoteを書いていこうと思います。真犯人フラグの『真・真相編』は10話完結の二次創作です。是非読んでください。他のドラマの考察も書いていきます。

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  • 闘う父たち

    クリエーターであるtakumaの生活の中で実際に起った女性教諭に対するいじめ・ハラスメント事件において、女性教諭の側に立ち、隠蔽を図る学校と闘うtakuma自身と仲間のお父さんたちの奮闘を、物語風に描き出しています。ほぼ実話ですが登場人物の名前や地名は変えています。 主な登場人物 川越家(主人公ファミリー)父・逞(39) 母・亜紀(37) 長男・陽輝(小5) 長女・愛梨(小3) 次男・嘉樹(年長) 岡崎家(川越家と最も仲の良い家族) 山名家(岡崎家の次に保護者団に参加した頼りある協力者) 西村家(亜紀が最初に相談したママ友家族) 青山家(父の昭一が保護者団に早くから参加) 高島先生(被害教諭) 山野辺校長(あさひ小学校の校長)、沖田副校長(同副校長) 安西さん(市教委の担当者)

  • 真犯人フラグ 真真相編

    ここのnoteでは、日曜ドラマ『真犯人フラグ』の続編として、「実は河村が真犯人ではなかった!」という設定でアフターストーリーを書いています。ストーリーは既に出来上がっていますが、1部ずつある程度しっかり書いて順に投稿していく予定です。 基本的に1話から20話までの内容と矛盾しないストーリーにしつつ、本編で回収が不十分だった伏線を更にうまく回収するよう試みています。Huluオリジナルのアフターストーリーで出てきた新情報は考慮していませんので、特に後編とは矛盾する部分があります。また本編では、基本的に回想シーンの中で映像カットのあったものに嘘はありませんでしたが、このストーリーでは本編の登場人物が語った回想シーンを「嘘」として扱うこともあります。 あくまでも、私が自分で「こんな終わり方の方が面白いな」と思って考えた二次創作ですが、お楽しみいただけたら幸いです。

最近の記事

『約束~16年目の真実~』第7話後考察

こんにちは。takumaです。5月23日深夜に、「約束~」の第7話が放送され、大きな進展が見られました。ここでのnoteは6話放送後に2つ書き、最初に有村を真犯人だと考察し、のちに香坂―有村共犯説を書きました。自分としては、ビー玉を口に詰めるのは不破翔が書いた映画シナリオを知っていないとできないということ自体ミスリードだと思っていました(今も思っています)。なので警察内部の人間の犯行を強く疑っていました。 しかし7話で、香坂の過去の「失態」が明かされ、天草が関わっていた大規

    • 『約束』考察第2弾 ~香坂犯人説を考える~

      こんにちは。takumaです。 つい昨日久々にこちらのnoteを更新し、『約束~16年目の真実~』の考察を上げましたが、そこから各ストーリーを見返したり、考察動画からヒントを得たりしているうちに、自分の推理に足りないところがあったように思いました。今でも自信を持っている部分はありますが、大きく見落としていた部分もあるなと思い、改めてnoteを書くことにしました。 未熟なまま書いた考察はこちら⇒ https://note.com/takuma_bbetc/n/nf212ce2

      • ドラマ考察 『約束~16年目の真実~』

        (この記事を書いてから考えが変わった部分もあり、こちらに考察を更新した記事を載せています。) https://note.com/takuma_bbetc/n/n399ca5ae2c46 こんにちは、takumaです。久しぶりにミステリードラマの考察にハマっています。そのドラマとは、木曜日深夜0:00から放送されている「約束~16年目の真実」です。Tverでは1~3話と最新話が無料で見られます。U-NEXTやHULUでは全話が見られます。 5月16日に第6話が放送され、そ

        • 最終幕『魔界』

           長野県軽井沢町。山奥の林に囲まれた邸宅の周りに、無数のサイレンと警官の怒号が鳴り響く。数分後、1発の銃声が聞こえた。警察が踏み込むと、身長の低い小太りの男が一人、頭から血を流して倒れていて、その場で死亡が確認された。  建物の中からは、エンバーミングされた遺体が数体出てきた。警察が把握している行方不明者であることが一目で分かる遺体もあった。そのうちの一人は、井上幸作だった。彼は住愛ホームの社員で、林洋一の上司だった。林の死後、勤務中に急にいなくなり、そのまま行方不明となって

        『約束~16年目の真実~』第7話後考察

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        • 闘う父たち
          0本
        • 真犯人フラグ 真真相編
          10本

        記事

          第九幕『天誅』

           2021年11月3日、失踪中の相良光莉のスマホの電源が入ったことを凌介から聞いた河村は、カメラマンの両角と共に群馬に向かった。警察による捜索が終わり、もう夜になっていた。帰ろうとしていた河村は、一本の電話を受ける。 「両角ちゃん、ごめん。今急用が入った。近くの駅で下ろすから、悪いけど電車で帰って。今ならまだ終電あるから。」  河村は電話で聞いた住所へと車を走らせた。周りに何もない寂しげな場所に、ぽつんと立っている空き家があった。鍵は壊されていて、中に入ると一人の女性が倒

          第九幕『天誅』

          第八幕『ノンフィクション』

           阿久津と落合は、秋田県の男鹿半島に来ていた。男鹿市の街中を歩いていると、阿久津は立ち止まって上を見上げた。そこには、大きな「なまはげ」の立像が二体立っていた。  「阿久津さん?どうしたんですか?」 「いや、あの二体のなまはげ、俺たちみたいだなあ、て思ってさ。」  「え?あれが、我々ですか?」 「お前、なまはげが何するか知ってる?」  「はい、勿論です。家の中に入って、子供達を脅かすんでしょ?」 「それだけじゃない。なまはげが家の中に入ってくると、そこの家族は、過去一年の間

          第八幕『ノンフィクション』

          第七幕『女性実業家』

          「これ。娘さんだったんですね。」  「まあ、科学がそう言うなら、そうでしょうね。」河村は阿久津と目も合わせず面倒臭そうに答える。 「あなたは娘さんの犯行だと分かって、それを庇うために自分がやったというストーリーをでっち上げている。はい、いいえ、どっち?」  「いいえ。私がすべてやりました。」 「河村さん、10月15日に真帆さんを資料室で殺害したことは嘘だと分かっています。いつ、どこで、どのようにやったんですか?」今度は落合が聞く。  「結構前なんで、微妙な点で思い違いはあるか

          第七幕『女性実業家』

          第六幕『すね毛星人』

          ――横浜北署刑事課―― 「はい、報告あるやつ。」課長が切り出すと、刑事たちが順に立ち上がる。 「埼玉県北部の空き家について、亀田運輸や他の運送業者の配達員に聴き取りしたところ、北関東への配達の際の休憩場所として使用する人がいるという話があり、その存在を知っている人が複数いました。しかしここ数年ではあまり使われていないということです。」 落合が立ち上がる。「Nシステムから、本木陽香が11月2日の夕方と11月3日の未明に、河村俊夫が11月3日の夜遅くに空き家に立ち寄った可能性

          第六幕『すね毛星人』

          第五幕『至上メンバー』

          「相変わらず無茶言うねぇ、君たちは。」  「そこを何とか・・・」  両手を合わせ身をかがめて懇願する落合。サイバー捜査班に依頼したのは、Nシステムを洗って、相良家3人失踪事件の関係者が、小手川が利用したと思われる埼玉県北部の空き家の近くを走行した車に映っていないかを確認することだった。期間は真帆が失踪した10月15日から、空き家が燃えた翌日の11月5日まで。確認する関係者リストは相良凌介、真帆、光莉、篤斗、菱田朋子、清明、山田元哉、二宮瑞穂、河村俊夫、両角猛、橘一星、海江田

          第五幕『至上メンバー』

          第四幕『乗っ取り』

          ――2021年10月15日の朝、あおば団地にて―― 「それでね・・・ 一応なんだけど、私、パート遅番ってことにしてもらえる?」  「・・・例の?・・・分かった。」 「実は、朋ちゃんに話そうかずっと迷ってたんだけど・・・」  「え、何々?」 「私、林さんとあんなことになってしまって、もう母親も妻も失格だって思いが日に日に強くなる一方で・・・もう、消えてしまいたいの。」  「真帆さん・・・」 「だから、以前知り合った人に、誰も居ない空き家に今夜連れて行ってもらうことになったの。週

          第四幕『乗っ取り』

          第三幕『そばにいる』

          「カニじゃん!!」  阿久津は興奮したように言う。阿久津と落合は、福井県坂井市にある東尋坊に来ていて、近くの料理店で昼食をとっていた。東尋坊は、福井県北部の日本海に出っ張った有名な岩場で、自殺の名所としても知られている。この地域は越前ガニが大人気だが、あいにく夏は捕獲が禁止されていて、店のメニューからも外れてしまう。カニの足が一本入った味噌汁を出す店が数店あるのみだ。  「いや、カニって言っても、味噌汁に脚が一本入ってるだけじゃないですか。しかも冷凍ですよこれ。」 「だから

          第三幕『そばにいる』

          第二幕『刑事コンビ再始動』

          「飛ばすぞ!・・・法定速度で。」  日野の運転で、望月と石川の3人は世田谷区のバーから、小手川の配送車のドライブレコーダーに残っていたルートを参考に、埼玉県北部にある謎の空き家まで約3時間かけて到着した。東北自動車道から降りて数キロ、辺り一面は畑や荒れ地で、人通りがほぼない。そこにポツンと一軒だけ空き家がある・・・いや、「あった」と言った方が良いだろう。今は見るに無残な姿となっていた。  空き家の面積は50平米ほどだろうか。黄色い規制線が張られていたが、このまま何カ月も放置

          第二幕『刑事コンビ再始動』

          第一幕『ドラレコ』

           大阪府寝屋川市の河川敷のそば――北西にある淀川を隔てた向こうに摂津市があり、東海道新幹線が轟音を立てて往来する。川と反対の南東には京阪電車が走り、その奥には第二京阪道路が通っている。そこから北東に行けば京都、南西に行けば近畿自動車道に入り、南は大阪南部や奈良、和歌山、北は北摂や兵庫方面へと短時間で移動が可能だ。そのような交通の要所にオフィスを構えるのが、亀田運輸本社だ。  日本中を騒がせた『炊飯器失踪事件』から数カ月が経ち、その余韻が薄れようとしていたころ、二宮瑞穂の姿は淀

          第一幕『ドラレコ』