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歴史って面白い

私は歴史を好んで学びますが、中学生の頃はどうして歴史を学ぶ必要があるのかさっぱりわかりませんでした。

織田信長が何をしたって私には関係がないと思っていました。

しかし、今は歴史を学ぶ大切さや面白さに気が付き進んで歴史を学んでいます。



どうして歴史を学ぶの?

私が中学生の頃よく思った疑問です。

「なんで歴史を学ぶ必要があるの?」

そしてそれを教えてくれる人はいませんでした。中学の社会の先生も教えてくれませんでした。

私が在籍していた中学校では「義務教育だから」と誰も歴史を学ぶことに対して疑問に思わなかったのです。

もしかしたら学年トップの成績を収めていた人は歴史を勉強する理由をしっかり理解していたかもしれませんが、私の周辺にはいませんでした。

そして私が高校2年生の頃に歴史を勉強する意味を知りました。

英語を勉強していた時です。

突然ですがみなさんに質問です。

「おはようございます」を英語で「Good morning.」と言いますが、
なぜ「Good morning.」と言うのでしょうか。

直訳で「良い朝」と訳されますが、
どうして「良い朝」が「おはようございます」となるのでしょうか。

答えを完結に述べます。

元々英語はキリスト教の世界に生まれ神様がいることが前提にあります。

日本では、朝早いことから「お早い」
そして「おはようございます」と変化しました。
対して英語では「お祈り」からスタートしています。

「あなたのもとへ良い朝が訪れますように」
という祈りを込めているのです。

このフレーズが省略され「Good morning.」
と言われるようになったのです。

このように「Good morning.」ひとつとっても背景があります。

そもそも英語を理解するには「英語の歴史」を勉強する必要があることに気が付いたのです。

「Good morning.」ひとつでも歴史があることに気が付いた私は、
「全ての言葉」「全ての社会的動き」何事にも歴史が伴うことを知り、歴史を勉強することを決意しました。



深堀の面白さ

例えば私はハンナ・アーレントについて学んでいますが、ハンナ・アーレントひとりを勉強するのにも深堀ができます。

そもそもハンナ・アーレントはどんな考え方を持っているのか。
これはハンナ・アーレントの本を読む上で必要な「彼女の歴史」です。

そしてハンナ・アーレントはどんな人に影響を受けたのか。
これもハンナ・アーレントを知る重要な歴史です・

ハンナ・アーレントに影響を与えたハイデガーとはどんな人物なのか。

ここからはずっと過去まで遡ります。

ハンナ・アーレントというひとりを知る上で多くの歴史が伴います。

歴史上の人物だけでなく、スポーツであっても、絵画であっても歴史を伴います。

歴史をよく理解した上で見る絵画はとても楽しいものです。



歴史を学んだその先に

歴史を学んで面白い、ということが仮に理解できたとしても、ただ面白いだけでは趣味の一環です。

我々がどうして歴史を義務教育として教わるのか、明確な理由を知っておくべきです。

過去を学ぶことで「今」がどんな状況であり、今後どのような「未来」が訪れるのか予想が立てられることです。

過去に起こった大事件があれば、それを教訓に今後は絶対に起こらないように対策が事前に打てます。

過去に起きたとてもよかったことは、今後の参考になります。

「ただ好きだから」という理由だけでも充分ですが、歴史が好きになれない人はこういった根拠をもとに歴史と向き合うのもいいかもしれません。

私たちが19世紀の産業革命を学び「そんな古典的な製造方法をしていたんだ」と感じるように100年後の未来から見れば、

「今は全ての情報を脳内のICチップに入れておけるのに、どうして100年前は必至で受験勉強なんてしてたんだろう」なんて言われているかもしれないのです。

図書館や本屋がなくなっているかもしれませんね。私は本屋だけでも残ってほしいですが。


ではまた明日。
Taku


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