死んだらどうなるの?とまだ若かった患者さんに聞かれて困った現場の看護師の話
友人の看護師から聞いた話。
終末期ケアの現場で関わることになった30代前半の女性、末期のガン。回復に向けてできることはなく、あとは死を待つだけ。なるべく痛み苦しみを抑えて残りの人生を穏やかに過ごせるようにサポートする。
しかし彼女はいつもいつも怒り口調で近づく人達に当たり散らし続けていた。
どうせ本当は私のことバカにしてるんでしょ!
なんでわたしがこんな目にあわなくちゃいけないの!
こんな様子で、笑った顔をこれまでに一度も見たことがない。
そんな彼女がなぜか私に聞いてきた。
死んだらどうなるの?
医療は身体を扱う。看護師になるために学校でたくさん勉強した。仕事を始めてからもいろいろと研修は受けてきた。
身体の痛み苦しみを和らげるための方法はある。
人生を終えていくにあたって、なるべく満足のいく時間を過ごしてもらおうとできることを行う。それは必要な事だし意味がないとは思わない。
だがしかし、実際のところ死んだらどうなるかについては、医学の範囲に答えはない。
看護師としては、その質問に答えることはできない。
でも彼女は、他の看護師ではなく私にその質問を尋ねてきた。
だから言葉を選びながら慎重に伝えた。
わたしもそれ知りたくていろんな人の話を聞いたり本を読んだりしたんですが、魂は死なないっていいますよね。
ずっと続いていくって。
そうしたらホッとしたのか笑ってくれた。
はじめて彼女の笑顔を見た。
それから少しして亡くなった。
でも、このことではじめて患者さんを本当の意味で助けられた気がした。
人には身体だけではなく、それ以上の精神とか魂と言った何かがあるのではないか?
と答えを探した。
そして今は自分の身をもって経験して理解していることがある。
死んだらどうなるのか?
ではなく
あなたがどうしたいのか?
だ。
身体は死んでも魂は続いていく。
それは身も蓋もない単なる事実だということ。
その身体が使い物にならなくなっただけで、あなたが消えてしまうわけではない。
また次の人生を始めたいなら、次の新しい身体を見つければいい。
精神的存在である人間は、何を行っているのか?
身体でも脳でも社会的立場でもなく、
あなたは本当は何で
何ができるのか?
どれだけの可能性があるのか?
についてこれを読んで知ってください。→ サイエントロジー 思考の原理
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