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12月6日(植物を毎日の生活に取り入れる)

植物を観察することはとても楽しい。
ちゃんと水をあげても枯れることもあれば、放っておいても元気に育つこともある。
ペットを飼うことはハードルが高いけれど、植物だったら手軽に生活の中に取り入れることができる。
そもそも、人間はそうやって自然と関わりながら生きてきたはずだ。ペットにしても、飼うことに制限がされているのは何だかおかしいと思う。それを当たり前に思ってはいけないと思う。
騒音や悪臭みたいな問題も、人間が密集して暮らし過ぎていることや、自然の中に生きることができないということ、つまり「土から引き離されている」ということにつながっている。

とはいえ、そんな社会の中に暮らしているわけだから、安心して生活を維持するためにとりあえずルールは守らないといけない。今のところは。
そんな生活の中で、自然を取り戻させてくれるのは、もう植物しかない。

プランターでもいい。土や石を買ってきて、プランターに大地を作ることで、僕たちは自然を取り戻すことができる。
食卓に花瓶を置いて、切り花をさせば、そこは社会とは別の楽園に変わる。
そもそも、土を買うというのも変な話だ。僕たちは土を育てる方法を失ってしまっている。

大葉やミニトマトは手軽に収穫ができるから、育てていて楽しい。
バラやカーネーションは食卓に取り込むと鮮やかで華やかに変わる。
そうやって、人間社会とは何か別の世界に触れること、本来の時間配分で言うとそちらの方が多かったはずだけれど、そういう経験を続けることで、なんとか自然との関わりを保つことができる。

僕はサボテンを育てている。サボテンは水を上げる手間もなく、そこまで日当たりを気にする必要もなく、手軽であることから人気のようだ。
だけれど、日にしっかり当てて、水も適度にあげるとグングン成長する。
その育て方が正しいか分からないけど、少なくとも、サボテンの「説明書」では推奨されていないことをやっているけれど、僕のサボテンはとても元気に大きく育っている。
そういう、自然に任せて、自然のやりたいように、人間が従うと言うのは大変心地がいい。

今食卓には、赤いバラが飾ってある。
切り花だから毎日水を変えて、根元を少し切るということを続ければ、だいぶ長生きしてくれる。ここでは言葉も大事だ。「ながもち」ではなく「長生き」と言ってあげた方がいいと思う。
最後はドライフラワーにして、お風呂に浮かべれば最高だ。

毎日の生活に自然を取り戻して、豊かな時間を取り戻す、それには植物が一番あっている。

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