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【ビジネスエリートが身につける教養 ウイスキーの愉しみ方】これからウイスキーを知りたいと思う人にはオススメ
オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆
〜なんでこのタイトルにしたんだろ?〜
ウイスキー初心者にとっては非常にためになる内容だと思う。僕もバーテンダーさんからの耳学問だけでウイスキーの事を学んでいたが体系的に整理するのに役に立った。
内容については後述するが、なんで「ビジネスエリートが身につける教養」というタイトルをつけたのかは疑問に思う。
ウイスキーに関する知識やウイスキーを取り巻くビジネスの話はたしかに書いてあるものの、「ビジネスや仕事で役に立つ」というのは、少々こじつけ感が否めない。
単純に、ウイスキーに興味のある人がウイスキーの世界に踏み出す一歩として使える本、という位置づけで読むのが良いと思う。
〜ウイスキーの最新事情〜
2020年末に発売された本書は、ウイスキーに関する比較的最新のトピックを扱っている。
例えば、新しいウイスキービジネス「海底・海中熟成酒」の話は非常に興味深かった。
通常、ウイスキーは木の樽で寝かせて熟成されるが、これを海底に沈めて海底熟成させたウイスキーを作るというものである。
海底熟成はもともと日本酒で行われていたが、これがウイスキーやシャンパンでもやってみる動きが近年話題になっているそうだ。
また、ウイスキーといえば五大ウイスキー(スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズ。ちなみにこの五大ウイスキーという呼称は日本だけで使われているらしい)であるが、近年は台湾、インド、フランスなどでもウイスキー作りが活発になってきているという事も興味深かった。そういえば、楽天やアマゾンでウイスキーを買っているのだが、最近よくオススメに台湾ウイスキーの「KAVALAN(カバラン)」が出てきていた。新しいウイスキーは世界的にも評価が高く、ぜひ試してみたいと思う。
〜注文の仕方やオススメ店なども紹介〜
ウイスキー初心者にとってありがたいのが、バーでの注文の仕方や「ウイスキーを買うならこの店!」という具体的な店名が紹介されている点だ(ネット購入も可能なところもある)。
「これからウイスキーに挑戦したい!」「ウイスキーに興味がある!」という人にはオススメの一冊だ。
一方である程度ウイスキーの知識がある人にとっては、少々物足りない内容かもしれない。深くウイスキーを知りたいのなら、別の本がいいだろう。
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