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日記エッセイ

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バイトで起きた出来事を書いています。
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【日記エッセイ】「パン屋編② 初の男性販売員」

【日記エッセイ】「パン屋編② 初の男性販売員」

パン屋バイトが始まった。僕はパンのメニュー、レジ打ち、パンの包み方やらを教わった。

入って驚いたのは5〜6人いるオープニングスタッフの中で僕が唯一の男性スタッフだった。つまり全ての店舗を合わせても男性販売スタッフは僕だけだったのだ。

店長は僕に「タキくんでこれから男性スタッフを雇うか検討するから頑張ってね」と言った。デカい賭けに出たなと思った。

バイトの日々が続いた。もちろん名物販売員なんて

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【日記エッセイ】「パン屋編①初の男性販売員」

【日記エッセイ】「パン屋編①初の男性販売員」

大学1年生の4月も後半になろうとしていた。僕はいよいよバイトを探し始める。大学近くを歩いているとパン屋の販売オープニングスタッフ募集の張り紙を見つけた。僕はよくバイトを張り紙で見つける。

大学から近いし、パン屋ってなんか楽しそうだなと思った、さらに名物販売員になったら大学が近いから大学の人たちもたくさん来てくれて色んな出会いがあって、店内で話せたり、色んなサークルに名物販売員として参加できたり、

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【日記エッセイ】 「餃子の王将編 皿洗いとタダ飯 」

【日記エッセイ】 「餃子の王将編 皿洗いとタダ飯 」

手持ちのお金がなく死ぬほど腹が減っていた日があった。大学1年生の4月の話である。そんな時にふと映画サークルの先輩から聞いた皿洗いをするとタダで飯を食える王将の話を思い出した。僕はそこに行こうと思い立った。

商店街を横に抜けて暗い路地に入っていく、するとこじんまりとした王将が急に顔を出す。入り口には「めし代のない人お腹いっぱいタダで食べさせてあげます」と書いた張り紙が貼ってある。

ほんまにあるん

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