素直に想いを伝えるということ
昨日、姪から手紙をもらった。
一番の宝物は子供からもらった手紙、と聞いたことがあるが、なるほど、本当だ。子供のいない私にとって、姪が自分の子供という存在に近いのかもしれない。家に帰って、早速、その宝物を冷蔵庫に貼った。
家でお母さんに見てもらいながら、小さい手で、習ったひらがなを鉛筆で紙に書いている。そんな姪の姿を想像するだけで、自然に顔に微笑みが浮かぶ。
『大好き』という言葉の連続。手紙のこのシンプルな文章に心を打たれる。
私は姪に会うのがいつも楽しみ。そうか、この気持ちは言葉にすると『大好き』ということなんだ。私は、姪が大好きなんだ。
素直に想いを伝える姪からは、いつも色んなことを学んでいる。
昨日のいとこの家での集まりには、義弟は休日出勤で参加できず。その話を大人達でしていると、
「でも、パパといっしょにあさごはんたべれた!」
と姪が嬉しそうに言った。
パパが大好きな姪が、パパと一緒にテーブルに座って、嬉しそうに朝ごはんを食べている姿が想像できる。パパと一緒に過ごせる休日だったはずなのに、それが叶わず。でも、パパも姪も、朝のひととき、素敵な時間を過ごしたことだろう。
先月、私と妹家族で私たちの実家に遊びに行ったときのこと。妹家族が帰るときに、玄関でドアを開けて「バイバイ」をした。姪は、私も一緒に電車で帰ると思っていたらしく、私は一緒に帰らないことがわかると、走って私に飛びついた。
急なことで驚いたと同時に嬉しくて、私も姪の小さな背中に腕を回す。
ハグをするだけで、言葉にしなくても気持ちが通じる。
普段、ハグをするのは旦那くらいで、友達や親とはあまりハグをしない。私が姪と同い年の頃には、こんな風に素直に想いを伝えていたのだろうか。そうだとしたら、いつから素直に想いを伝えなくなったのだろう。
今、少し、後悔している。昨日、姪に手紙をもらったときに「ありがとう」と言うだけで、ハグをしなかった。「私も大好きだよ」と声に出して言わなかった。
次に姪に会ったときには、ハグをして、声にして、素直に想いを伝えよう。
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