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世界各国のカレーをつくってみた

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#コンテンツ会議

ジャマイカのジャークチキン

ジャマイカのジャークチキン

ジャークチキンは、ジャマイカで生まれたお料理だ。

一説によると、人里はなれた山奥で暮らしていた、Maroon(マルーン)とよばれた民族が作り始めたとそうだ。16世紀のことだ。彼らは、アフリカから連れられてきて、スペイン人の奴隷をしていたが、その生活から逃げ出していた。

そんな日々の中では、明日、食糧にありつけるかなんてわからない。だからこそ、目の前にある食材を、最善の方法で保存して食べて行かな

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カンボジアのアモック

カンボジアのアモック

ほんわかとした爽やかさを乗せた、卵のお料理を、食卓に添えてみる。速度を速めた春の風に、うまく乗せてもらうことができなくて、どこかぼやっとしてしまう日の私を、暖かく包んでくれるような気がする。あー、ちょっと外にでもでて、お花でも摘んでこようかなあ。

料理の名はアモック(amok/fish amok)。主に、カンボジアで食べられているものだ。

タイカレーの風味をほんのりと感じながら、カラーピーマン

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アフガニスタンのカライ

アフガニスタンのカライ

あっ、普通においしい。じゃなくて、これいいね。今まで作ってくれたカレーで一番だわ。という感想をもらった。それはトマトソースにちょっぴりのカレー粉を混ぜただけの何の変哲もないカレーだ。

こちらのお料理の名前はカライ。北インド、パキスタン、アフガニスタンなどで主に食べられている。中でも、具材がシンプルで、辛さが控えめな今回のカレーは、アフガニスタン風なんだそうだ。

食欲をそそる、ある地点まで煮込ん

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北インドのパラクパニール

北インドのパラクパニール

今晩は。ヒュールリーっと冷たい風が、隙あらば体と心の中を駆け抜けていく11月。脳内は、やはり森昌子さんの越冬つばめのヒュールリーの部分が駆け巡る。うーむ、体と心をあっためたい…。何をやるにせよ、まずはとにかく体と心をあっためてから、動きたい…。

そんな時に食べたいカレーが…!その名も、

パラクパニール!!!

■ほうれん草とチーズのカレー

なんだか、美味しい燻製ハムとチーズが入ったイタリアの

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