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究極の「自分ブランド力強化法」 第11回

第1回 究極の「自分ブランド力強化法」ついて
第2回 自分ブランド力を確立する方法
第3回 自分ブランド力を確立した人(1)
第4回 自分ブランド力を確立した人(2)
第5回 ブランドとは何か?
第6回 カリスマバイヤーの異名を持つ藤巻幸夫氏の自分ブランドとは?
第7回 くらたまなぶ氏の『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』を読んで学んだこと
第8回 『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(カーマイン・ガロ 日経BP社)を読んで感じたこと
第9回 ブランド力は一朝一夕では得られない。一瞬で失ってしまうものでもある 
第10回 ブログやSNSを使って自分ブランド力を確立する


エゴサーチとパーソナルブランディング(自分ブランド力)

あなたは「自分の名前」を検索したことはありますか?

私は、もちろん、あります。

✅エゴサーチとは?

「個人名」で検索して、その人がブログやサイト、もしくはツイッターやフェイスブック、Google+などのSNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)を運営している場合、どんな発言をしているのか、どのような情報発信をしているのか、を調べることです。さらに批判的なコメントや誹謗中傷を受けていないか調べることです。

GoogleやYahooで「個人名」を検索(YahooもGoogleのシステムを採用)してみて、まったくヒットしない人はネット上で一切情報発信していない人ですから、ネット上には、存在していないことになります。

ですから、情報発信する人は「HN」ではなく、「実名」で行うことが大切になってきます。発言に責任を持つことと、責任の所在を明確にしておくという二重の意味があります。


✅エゴサーチで検索

時々、「自分の名前」を検索してみることをお勧めします。

その理由は2つあります。

1つ目は、自分が運営しているブログやサイトでの情報発信がネット上にどこまで反映されているか、確かめることにあります。

上位に表示されていたとしたら、その発言が掲載されている記事が他の人によく参照されていることになるからです。

あるいは、「情報価値がある」、と判断できるからです。
あくまでも、それはあなたが運営しているブログやサイトなどに範囲が限定された話ですが。


2つ目は、第三者からの評価を知ることができることです。

あなたのブログやサイトを見て、コメントを書いていることがあります。高評価したり、逆に|《けな》しているケースがあります。

コメントの際、自分の名前も、どんな人物なのかも、さらに運営しているブログやサイトさえも一切示さず、誹謗中傷していることさえあります。

私は、ブログで数回そのような扱いを受けたことがあります。

「パクリじゃないか!」といったコメントでしたが、その人は自分を安全圏に置いていました。

どういうことかと言いますと、HN(ハンドルネーム)は当然として、その人が運営しているはずのブログは一切示さないことで、こちらの反論を封じ込めるという姑息な手段を講じていました。

「パクリじゃないか!」と発言するなら、どの部分がどうパクリなのか示すべきでしょう。

私は、指摘されたブログの内容は、『日経ビジネス』の記事を要約し、自分の考えを書き加えて構成しています。

『日経ビジネス』の該当号の該当する引用個所を明示しています。ソースを明らかにしています。

『日経ビジネス』の記事を「丸写し」しているわけではありません。
引用部分と個人の意見が、ひと目ですぐに分かるように書いています。

では、「パクリ」と「盗作」はどう違うのでしょうか?
ある人のブログに、それらの定義が書いてありました。

「パクリ」はオリジナルの文章をデフォルメ化すること

「盗作」はオリジナルの文章を「丸写し」し、引用したことさえ、明示せず、「自分のオリジナルの文章」にすり替えていること

これらの定義に沿って、私のブログ記事を判定すると、どちらにも当てはまらないことは明白です。

まあ、考え方によれば、そうしたコメントをもらったということは、私も少しは、有名になったのかな(😁)、とも言えます。

いわゆる「有名税」です。もっとも、私はタレントではないので、私の名前やブログやサイトの名称を知っている人は、ほとんどいませんが(苦笑)。

エゴサーチをして、自分の名前なり、運営しているブログやサイトなどの記事が数多くヒットしたとすると、パーソナルブランディング(私の造語で「自分ブランド力」)を確立していることになります。もちろん、程度によります。


✅エゴサーチで検索した結果

実際に、「藤巻隆」あるいは「ふじまきたかし」で検索して
みましょう。

その結果は、下記のようになりました(当時は2014.05.29現在で検索しました)。

当然、当時とは結果が異なりますので2022.09.21現在での結果を示します。

『藤巻隆』 → 藤巻隆をGoogleで検索した結果

約 516,000 件 (0.36 秒)ヒットしました。
<2014.05.29現在では約 10,300 件 (0.37 秒) ヒットしました>

サイトの上位に私のサイトやブログが並んでいます。

noteの記事も掲載されています


『ふじまきたかし』 → ふじまきたかしをGoogleで検索した結果

約 424,000 件 (0.45 秒)ヒットしました。
<2014.05.29現在では約 148,000 件 (0.28 秒) ヒットしました。
さらに『藤巻隆』と異なる点は、ヒット数が、約15倍あることと、
第1位に『藤巻健史』さんが表示されていました>

ヒットした数の中には、「同姓同名」の方や「同音異義語」
も含まれています。

私に対する批判は、2つのキーワード検索の結果、見つかりませんでした。


✅エゴサーチを履歴書の代わりに

就職活動(就活)においては新卒の人は該当しないかもしれませんが、
再就職のために就活している人が、求人企業に応募した場合、企業がエゴサーチを使うことがあるそうです。

修正した写真や、指導者に教えられたとおりに志望動機などを記述するなど、「装飾」された「履歴書」を見るよりも、エゴサーチで、応募者の「身辺調査」をしたほうが、よりその人を理解できる、と判断しているのです。

ブログやサイトで書いている記事があれば、その人の考え方や思想傾向も掴めるでしょうし、どんな分野に能力がありそうだということが分かれば、自社のこの部署で使ってみたい、ということになるでしょう。

他人からの批判が多くヒットしたとすると、それなりに「理由」があることになります

エゴサーチによって、「採用、不採用が左右される」ことになるかもしれません。


✅ネットがあれば履歴書はいらない

今回、この記事を書く動機となったのは、佐々木俊尚さんの

ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術』(宝島新書 2010年1月23日 第1刷発行)

という本を読んだことです。

この本の中から関連した個所をご紹介しましょう。

🔴人となりがわかる

インターネット上で発信し続けた情報を読んでいれば、その人となりがわかる、ということだ

これはセルフブランディングにおける非常に大きなポイントであることを忘れないでおきたい。

『ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術』 p.85    


🔴実名を使うのは1つの利点

ブログを書けば書くほど、検索結果に自分の名前が表示される数が徐々に増えていくことになる。

インターネット上でセルフブランディングを行うにあたり、実名を使うのは1つの利点である

『ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術』 p.89    


🔴自分の情報を出す

セルフブランディングを行うということは、自分の情報を出すということだ

しかも、その情報を出し惜しみしてはいけない。実名で活動しているのなら、思い切って顔写真も掲載すべきである。

『ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術』 p.102    


🔴第三者が「あの人の情報は役に立つ」と言ってくれることや、読者が増えること

エゴサーチで、最も効果があるのは、自らの情報を公開することで第三者が「あの人の情報は役に立つ」と言ってくれることや、読者が増えることなのだ。

『ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術』 p.110    


🔴WIN-WINの関係を築く可能性

自分自身の情報を発信し、セルフブランディングからスタートして人との交流につなげ、それが専門性や知識を増やし仕事の人脈につながっていくことが、プラスのスパイラルを生み出す可能性を持っている。

エゴサーチにおけるセルフブランディングは、ソーシャルな交流にもつながり、結果、専門性をさらに高めることに結び付く。自分が情報を発信し、第三者に自分のことを理解してもらうことも大事なことではあるが、それ以上 に、自分を知ってくれた人からアイディアや知らなかった情報を教えてもらうことが、エゴサーチにおけるセルフブランディングの最大のメリットなのだ

『ネットがあれば履歴書はいらない ウェブ時代のセルフブランディング術』 p.117    


佐々木さんは「セルフブランディング」という言葉を使っていますが、「パーソナルブランディング」でも、私の造語「自分ブランド力」でも同意語と考えて差し支えない、と考えています。




✅情報に対する私の基本的な考え方

最後に、私の考え方の基本となっている言葉をご紹介します。
私が考えた言葉です。

「受信できる情報の付加価値の大きさは、発信する情報の付加価値の大きさに比例する」

「情報とは、自分にとって付加価値を持つものである」


あなたもエゴサーチしてみませんか?



この記事は、8年前にアメブロに投稿しました(2014-05-31 11:48:14)。
当時の自分がどんな事に関心を持ち、投稿したのかを確認しました。
その上で、大切なことだと再認識し、部分的に加筆修正し、再投稿しました。



⭐ プロフィール


⭐ 参考文献


⭐ 私の回想録


⭐ 私のマガジン (2022.09.21現在)

























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