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究極の「自分ブランド力強化法」 第7回

第1回 究極の「自分ブランド力強化法」ついて
第2回 自分ブランド力を確立する方法
第3回 自分ブランド力を確立した人(1)
第4回 自分ブランド力を確立した人(2)
第5回 ブランドとは何か?
第6回 カリスマバイヤーの異名を持つ藤巻幸夫氏の自分ブランドとは?


くらたまなぶ氏の『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』を読んで学んだこと


この本が出版されたのは、ちょうど10年前の2003年4月21日のことです。
ですから、ところどころ時代背景が懐かしいと感じられる個所があるかもしれません。

しかし、この本に書かれていることは、普遍性を持っていると感じましたし、起業を考えている人にとっては、とても役に立つ本だ、と断言できます。

私は、今のところ起業する予定はありませんが、「考えるヒント」として役立てたい、と
考えています。

くらたさんは、「まえがき」で次のように書いています。

この本で、何がしかのお役に立てるとしたら、「使える」という点だと思います。何かを生み出そうとしている方が、ホントに「使おう」と思って読んでいただければ、使える
はずです。

だから、「論」ではなくて「術」とした。創刊するための仕事術。

「創刊」と言っても、紙のメディアだけでなくサイトの立ち上げにも、さらにはメディア開発以外のあらゆることにも応用可能だと思う。

  MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術  p.4                                


何かを生み出そうとしている人(クリエイター)に共通しているのは、考えるだけでなく、すぐに行動に移すことです。

英語の諺に、Think before you leap. (跳ぶ前に考えよ)があります。行動の前に熟慮しろ、といった意味です。

ところが、クリエイターは逆です。

Leap before you think. (考える前に翔べ)行動を重視するのです。

くらたさんはクリエイターです。

ですから、自ら行動し、結果の出たことしか語りません。

机上の空論は排除しています。

だからこそ、くらたさんの言葉は説得力を持つのです。


5つの学んだこと

(1)「市場調査」と「マーケティング調査」の違い
  市場調査は過去の実績で、マーケティン調査は未来の予測
  「行動」と「気持ち」と言い換えられる。
  さらに、算数と国語とも言える。

(2)ひらがなの多い文章が良い
  「漢字やカタカナに逃げっちゃダメだ。普段の言葉」
  よそ行きの言葉は使わない。

(3)どんなメディアも2つに集約できる――
  感動ソフト(エンターテインメント)と行動ソフト(アクション)
  「メディアに接したユーザーは心を動かす」
  「メディに接したユーザーは体を動かす」
  「人の一生は感動と行動でできている」 

(4)「ロマン」「ソロバン」「ジョーダン」
  「普通のビジネス用語なら『理念』『収益』『意欲』。
   これは受けないので使わない。」
  「『ロマン』『ソロバン』『ジョーダン』は、全階層に
   評判がいい」

(5)インセンティブは数字、モチベーションは言葉
  「日々厳しい数字を追う。追われる。その数字に翻訳する
   作業をおろそかにしちゃダメだ」


「あとがき」で、くらたさんは次のように語っています。

深い意味があると思いました。こういう言葉をサラリと言えるところが素晴らしい。

どれだけの人物になれたのか、他人様(ひとさま)のお役に立っているかどうかの方が大事だ。

価値を生み出せないものは、結果としての利潤も生み出せない。

ロマンがなければ、ソロバンも成り立たないっていうことだ。

  MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術  p.267                                


くらたさんは、「自分ブランド力」を確立した、ひとかどの人物であることが分かりになったでしょう。

なかなか手に入らない本かも知れませんが、幸運にも入手できたら、ぜひ最後まで読み通していただきたい、と思います。


この記事は、8年前にアメブロに投稿しました(2014-01-04 20:52:04)。
当時の自分がどんな事に関心を持ち、投稿したのかを確認しました。
その上で、大切なことだと再認識し、部分的に加筆修正し、再投稿しました。


🔶 MBAをオンラインで学ぶ。
大前研一がBOND-BBTを作った理由

このウェブサイトからポイントとなる個所抜粋します。

BOND大学は、やはりオーストラリア初の私立大学ということもあってレベルが高いし、もともと起業家養成に強い学校。教授1人につき学生10人の少人数授業だし、学生の約半数が留学生でかなりインターナショナルなキャンパスだよ。
それに、世界中には星の数ほどのMBAがあるんだけど、BONDのMBAはAACSB・EQUISという2つの国際的な認証を取っているんだ。AACSBは世界中のビジネス教育プログラムの5%未満、EQUISは2%未満しか取得できていない。
このグローバル基準のビジネススクールと僕らがパートナーシップを組んで、既存の事業をうまく回すだけではない、新しいビジネスを創る人材を育成する独自カリキュラムで運営しているのがBOND-BBTのMBAなんだ。僕らから見ても、このプログラムは良いと思うよ。

大前研一がBOND-BTTを作った理由                                   


人が2人以上集まったら経営が必要。夫婦、家族でも、
うまくやっていくためには経営をしないと。だから、もともと持っている専門知識に加えて、経営の勉強をすると、その人のこれまでの努力が非常に活きてくるんだ。経営の勉強は、人の集団をどうやって動かしていくのか、というのが基本。誰もが人間集団の運営の仕方を学ぶべきなんじゃないかと思うよ。

   大前研一がBOND-BTTを作った理由                                                     


  


今の仕事を続けながら、経営の勉強をしていく上では、オンライン授業であることはすごく重要なんだ。会社を辞めて学校に行ってしまうと、仕事と勉強が離れてしまう。オンライン授業であれば、夜や週末に学んで、習ったことをリアルタイムに自分の仕事に応用できる。
僕も毎週日曜に2時間講義をしているんだけど、そのプログラムのひとつに、“あなたがこの会社の社長だったらどうする?”といった内容の「Real Time Online Case Study(リアルタイム・オンライン・ケーススタディR)」があるんだ。これを卒業までの2年間で100ケースくらいやる。これをやっていくと、あっという間に経営者の考え方になる。

  大前研一がBOND-BTTを作った理由                                 
   


リアルタイム・オンライン・ケーススタディの他にも、ビデオライブラリーなどの膨大な資料は合計1万時間以上ある。僕らが開発したこのAirCampusというオンライン授業のシステムは世界に例がない。受講認証システムなどは(日・米)特許のかたまりだよ。

  大前研一がBOND-BTTを作った理由                                  
                                

🔷 大前氏はこのシステムの特許を保有しているそうです。


最短2年間でMBA(BOND UNIVERSITY-BBT GLOBAL LEADERSHIP MBA)が取得できるが、仕事の都合によって5年間かけてマイペースでやってもらってもいい。
(中略)
学習は死ぬまでやらなきゃいけない。だから学習を終わらせる「卒業」という言葉はダメだ。英語では「commencement(始まり)」と呼ぶ。つまり卒業する時が、世の中に対する自分の始まりだ、と。

大前研一がBOND-BTTを作った理由                                  
                                

🔷 最近あまり言われなくなりった言葉に「生涯学習」がありますが、極論を言えば息を引き取るまで学習はやるという気持ちは大切だと思います。私もそうしていきたいと思っています。

さらに「生涯学習」に密接した「リカレント教育」も大切ですね。


⭐ 出典元: 朝日新聞DIGITAL ニッポン、グローバル人材のリアル Vol.25




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