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体は資本♪

あなたにとって資本ってなんでしょうか??

私にとっての資本は体

体が活性化していること
まずは整っていることが最低ライン

こうやって思ったのも
幼少からアトピー体質で、永遠に鼻水をかんでいる。
そして、皮膚はいつもじゅくじゅく、さめ肌で居心地の悪い肉体に生息していたから。

いつでもなんだか心地が悪い。そんなふうに人生が進んできて

それでもマッサージは私の拠り所だった

体に触れることは自分への愛情でもあるし
体に触れることは呪いを解くことでもある
体に触れることは憎悪に直接触れることで

痒みを我慢せずに掻くということは私にとっては快感だった。
心地がよかったのだ

生きている感じがするし
掻いていると痒みを超えて、痛みになり、その間に快感がある

アトピーの無い方は、瘡蓋を剥がすときに少し気持ちがいいような痛いような高揚感があったことを思い出していただけると体感覚としては近いのだが
それよりも何倍も気持ちがいい(当社比)

いつでもそこにある死と生
それがアトピーでは体感できる

掻いている行為、見た目が悪い肌は親の目も引くことができてなんとなく安心するし
こんな体に産んで!!とかね、あんたのせいだ!とか
ちょっと大きくなってきたらできるわけ。

あんなに、あんなに好きだったのにねぇ。親のこと。
親の罪悪感を感じているうちに、だんだんと、お前のせいだ、環境のせいだ、なんていう感情が芽生えた。

私だけ、制服の白い靴下は血だらけだし
常に鼻噛んで無いといけないからゴミ箱は私の隣にあるか
毎時間ティッシュボックスと、自分専用ゴミ袋を持っていないといけない
スポーツをしていても何をしていても鼻水が垂れてくるから
人前で鼻栓をこむことも厭わなくなった

いたいなーかゆいなーしんどいなーって思っては
授業は集中してなかったように思うけど
勉強はそれなりに好きだった

他人とくらべるまではまぁそんなもんだろうと思ってた。
だけど、大丈夫?とか、痛そうだね。
の、その善意の言葉が憐れみに受け取れるようになってからは
気持ちがめいっていた。

ステロイドも塗っていたが
なんとなく嫌な気持ちがしていた。
だってベトベトするし
塗るのやめると、花が春に一斉に咲くように全部の皮膚から痒みが出るんだもん

今思い出しても頭がかゆい

ボリボリ・・・


ガリガリ・・・

血が出るのが嫌になって、だんだんとつねったり叩いたり。
自分のことを他の方法でたくさん傷つけた。

アトピーは自分との関係性
自分が置かれている環境への違和感が生み出したもの
だからこそ私は人のせいにしたこともたくさんあった


薬に頼って直そうと思っていた。
病院に行けば薬を出してもらって治ると思っていた。

だけどそんなことは微塵もなかったよ。
高校生くらいからは感覚的にステロイドが嫌いなことに拍車がかかって
薬局に入り浸っては
アトピーに効くという薬では無いものに頼ってみた
自分に合うものを探した
外に外に探しに行った

ステロイドとも病院ともなんとなくつながっている状態

その時には、誰かのせい、とかではなくて
治すことに必死だった。

治すこと。それに興味が強かったことも作業療法士になった一つの要因だったと今振り返るとわかる。

大学になってから一人暮らしをし、食生活こそぼろぼろ
豆腐のパックとおにぎり、シーチキン、マヨネーズを昼ごはんによくしていた。
ひどい食生活だよねw

だけど、親元を離れて
アトピーがパァッと気づいたら消えていっていた。

テスト週間など気持ちが滅入るときは少し痒くなることもあったし
花粉症の時期は永遠に鼻水をかんでいたけど
それ以外の時はかなり鼻水も減っていた。

相当実家暮らしは私にとってはストレスだった。
だって、常にいがみ合いの中にいたから。

大学在学中に両親が離婚したこともあり
私は大学卒業と同時にまた実家に戻った。

そこからはまたアトピーとの付き合いが再開するのだ。
病院勤務ということもあって、アルコール消毒、手洗いをよくするものだから余計に手はあれ
汁がでて
手袋に手袋を重ねて患者さまに触れることもあった

どうしようもなく、かゆくいたい。
作業療法士は、手をよく使う仕事なのだが
その手がパンパンになって組織液がでていたいのだ。

そこで、ステロイドを再度使わざるを得なかった。
同僚にもアトピーの人も何人かいた。

体を良くしたい。
その一心で元々趣味だった足ツボをゴリゴリにやるようになってから少し、痒みが改善した。

これが大体26歳ごろの話。
妊娠を機に、脱ステを試みた。
かゆー寝ることもできないーつらーい
としているうちに切迫流産から、流産になってしまったのだが

一人目の子は私が脱ステ、そして、自分が社会の歯車でしか無いということを
ガツンと私に叩き込んでくれたことをとても感謝している

初めての家出をしたのもこの時。
何にあんなに激怒していたかはもう覚えが無いのだが
旦那に怒鳴りつけて、妊婦、車で家出する。という不良妊婦もやってみたりしたw


そして、流産から、もうやることもないので、足ツボに勤しみ。
一人目ちゃんが、たくさん私に溜まっていた毒素を持っていってくれたゆえ、かなり生き方もアトピーも改善したのだ。

2年後には長女が生まれ、その時にはそのこにアトピーがでて、ゾッとした。
あー。本当にアトピーは受け継がれるのだ。と知って、苦悶した。

私自身は脱ステをしていたが
あまりに痒そうな見た目をしている長女にステロイドを塗ってみて、初めて親心というものがわかったものだ。
よくしようと思ってやっているだけで、別に悪気は無いのだな。と

そんなことも感じたが、自分自身が脱ステをしているため
ステロイドへの疑念は拭えずにいて
病院に行けば潤沢にステロイドを出してくれる。そのことに疑念を持った。
ステロイドは嫌だった。だから、他の皮膚科の薬を塗った。
そして、彼女の皮膚は、痒み爆発。
全部私が悪いんだ。
そうして、私は私を責めた。
そこで本を読み漁った。
そこで自分の感覚を解放することにしたのだ。

元々の聴く感覚を。

そして、私の人生の回復が始まった。齢28歳にして全てを取り戻すと決めたのだった。

ということで。今日は一旦終了。

私の資本は体♪

あなたは??

体って何?感覚って何?
そんなことを思い出す地球の保育園やってます♡

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