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ショートショート広場

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一話完結〜数話完結の短編集を載せています。 あなたの息抜きのひとつに添えて頂けたら嬉しいです。
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#恋愛

【小説】 六の目が出たら 【ショートショート】

 今、僕は人生でぶっちぎりに最悪な日を過ごしている。  間違いなく、昨日まではバラ色だっ…

大枝 岳志
2か月前
9

【小説】 水切りの恋 【ショートショート】

 翔子は中学時代から一貫して女子校に通っていた。その持ち前の美貌から街で彼女を知らない者…

大枝 岳志
4か月前
5

【小説】 夕飯を思い出したい私は、何も知らない 

「十七歳なんだ? いいじゃん、飲んじゃいなよ」  大学生のセイくんはそう言って、私の頭を…

大枝 岳志
5か月前
9

【小説】 親友と呼ぶあなたへ 【ショートショート】

「はい、抱っこして」  物心ついた頃からずっと、私は彼女に「子供が嫌い」と言い続けて来た…

大枝 岳志
5か月前
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【小説】 放課後秘密クラブ 【一話完結】

 高校一年にして、僕はつまらない学校生活を送っていた。  学区ギリギリの高校に進学したの…

大枝 岳志
5か月前
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【小説】 デートどころじゃない! 【ショートショート】

 念願の初デートなのに、私は心ここにあらずの状態で助手席に座り、アウディのハンドルを握る…

大枝 岳志
1年前
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【小説】 虹色商店街・それは偶然 【ショートショート】

 丘に建つマンションを川沿いに下り、やがてぶつかる線路に沿って進んで行くと、春にゃ桜並木が大変見頃になる大きな通りへ、プッと出る。  缶茶の一本でも啜りながら、白い息を追っかけ追っかけ並木を抜ければ、そこが虹色商店街。冬も佳境を迎えてるっていうのに、懲りない馬鹿が酒を飲み飲み身体震わせやって来る。  嗚呼、懲りないねぇ。好きだねぇ。馬鹿だねぇ。なんておっかぁやダチに言われたって止まりゃしない。酒飲み共が集まる「西村屋」は今年で創業七十年。戦後のどさくさ紛れでオッ立てた居酒屋は

【小説】 「と」 【ショートショート】

 腐れ縁の友人Kから半年ぶりに電話をもらい、吉祥寺の居酒屋で彼と待ち合わせた。何でも並々…

大枝 岳志
1年前
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【小説】 野辺の人々 【ショートショート】

 何もこんな場所に建てなくても良いだろうという場所に、うちの会社は新しい工場を建てた。 …

大枝 岳志
1年前
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夏のゾワワなおはなし、というおはなし 【エッセイ】

ヤッホー!みんなー!ドッカンピーなサマーしてるー!?   どうも、みんなの『ハートフル』こ…

大枝 岳志
1年前
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【ピリカ文庫】 北風 【ショートショート】

 まるで昔から知っているような顔をしながら、その日初めて会った僕らは同じ夜を過ごしていた…

大枝 岳志
2年前
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【小説】 まるで、短編映画のようで 【ショートショート】

「ラジカセってまだあったんだ! うわぁ、見て見て!」  放課後の音楽室で彼女は子供みたい…

大枝 岳志
2年前
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【#絵から小説】 去りて離れぬ夕暮れに 【ショートショート】

 山に囲まれているこの街に夕陽が射すと、他の街よりもずっと濃い色の影が出来る。  夕暮の…

大枝 岳志
2年前
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【小説】 あなたの棺で眠らせて 【ショートショート】

 面長と髭、伸ばしっぱなしの髪の毛。無骨な見た目の癖に石鹸の匂いがする彼は、まるで死んでいるかのように静かに眠りに就いている。  ベッドの上で仰向けになって、寝返りひとつ打つこともない。  器用な人だな、と毎晩思わされる。私の寝相と来たらそれはそれは酷いもので、床に寝ていたはずが起きたらベッドの下に潜り込んでいたり、転げ回った挙句リビングを抜けてキッチンで目を覚ましたりと、夢遊病なんじゃないかと思うほどだ。  私と彼は愛し合い、同棲している訳ではない。職も住処も失くした私が