Takeru Nagaoka

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    長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。

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    F&Nは長岡研究室で発刊しているマガジンです。 Foot&Networkの略であり、半年間の活動で出会った人や活動について紹介していきます。これまでは冊子の印刷をしていましたが、オンラインでの発刊を行います。

最近の記事

プロジェクトという方法

6/27にカフェゼミ#61を開催した。ゼミ生たちにとっては今年度2回目のカフェゼミ・プロジェクトだ。この「プロジェクト」という言葉、ゼミ生たちは日常的に耳にしているけれど、意味については何となく曖昧な理解でとどまっていたようだ。 私が担当している「経営組織論」の授業では、「プロジェクトチーム」について、こんなスライドを使って説明している。 授業では、4つの箇条書きにある「一定期間」「多様な専門領域」「少人数のメンバー」「権限の非階層性」に着目することが多い。それは、「ピラ

    • 健全じゃない自分に気づく

      春学期の折り返し地点、大学は「中弛み」の時期かもしれない。体調を崩したり、サボってしまったりするのは避けたいけれど、無理やり頑張ろうとしてもうまくはいかない。心や体はなかなか思い通りにはならないものだ。 さて、頑張るだけではうまくいかないことを認めた上で、私たちにできそうなことは、心と体のちょっとした変化に敏感であることかもしれない。 自分自身のことに関するエスノグラフィーをオート・エスノグラフィーと呼ぶが、オート・エスノグラファーになったつもりで、自分自身の認知バイアス

      • 直感と好奇心で動く

        長岡研究室(MELC)の2024年度の活動が始まった。新ゼミ生を9名加え、総勢19名のメンバーでの活動だ。毎年のことだが、新ゼミ生には「関心ある10のテーマを探して卒業しよう」という活動ビジョンを提示している。経営学部のゼミとしてちょっと異質かもしれないが、「越境活動」のスピリットがこの言葉に凝縮している。 越境活動とは、慣れ親しんだ世界から飛び出し、自分にとって未知の世界の人々や活動に関わること。それは無意識のうちに、自分の中にある「常識」をゆさぶり、知らず知らずのうちに

        • ジンザイイクセイ

          経団連が学校に喝「人材育成の気概を持て」 教育のデジタル化・オンライン化を推進すべきってことを言いたいのだろう。その通りだと思う。同意。 だけど、「人材育成」っていう活動が、営利企業の利潤最大化に資するための特殊な学習の一形態だとか、能力開発が人間の学習という営みのほんの一部に過ぎないという感覚はないことが、じんわり伝わる言葉で文章が締めくくられている(この記事の執筆者の意識かもしれない)。 ぼくは未来の社会に貢献する人間を育てたいとは思うけど、経済合理性を唯一の価値基

        プロジェクトという方法

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        記事

          オンライン・ゼミをめぐる「始まりの記憶」

           「オンライン化」に向けて走りだしたのは2020年2月27日の木曜日。その10日後に予定していたワークショップの中止を決定した翌日のことだった。そして、春学期のゼミを終えたのは、ぴったり20週間後の木曜日、7月16日のことだ。怒涛の20週間を走りきって、今はすっきりした気分だが、始まりは最悪だった。春学期のゼミを終えた今、intangibleな感情が私の中から霧散する前に、「始まりの記憶」を残しておきたいと思う。  ネットワーク・メディアと「格闘する」のは20年ぶりで、当初

          オンライン・ゼミをめぐる「始まりの記憶」

          お医者さんとはオンラインの方が話しやすいと思う

          新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、「オンライン診療」が注目されているようだ。オンライン・ビデオチャットを通じて医師の診察を受けられるので、当然のことながら通院は不要で、いわゆる「院内感染」のリクスも遮断できる。それが注目される理由らしい。 実は私もオンライン診療を受けている。2015年3月、食道がんの手術を終えて自宅療養を始めたのだが、がん再発はなかったけれど体調管理にはなかなか苦労した。動悸、めまい、下痢などが食後に起こるダンピング症候群や、食べ物がうまく飲み込めない嚥

          お医者さんとはオンラインの方が話しやすいと思う

          ゆらゆらと歩み続ける

          2020年2月、食道がんの手術から5年が経過した。多くのがんでは5年が意味ある数字となる。医師は「5年生存率」に着目し、患者たちは5年先にあるゴールを目指して頑張る。2015年の私もそうだった。でも、ゴールインした今、想像していたような達成感はない。それが「5年生存率60%を生きる」ということなのだと思う。 自分が生きる可能性が数字で示されたのは初めてだった。しかも、「60%」という中途半端さ。絶望的な数値ではないので、「頑張るぞ」という気持ちになる日もあったが、「5人に2

          ゆらゆらと歩み続ける