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妄想紙

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長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。
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記事一覧

妄想紙[vol.35] August

 7月18日に春学期最後のゼミが終了し、夏休みに入りました。この3ヶ月の間に私たちは、「越境」や「場づくり」、「プロジェクト」といったことばや概念にふれ、カフェゼミやワークショップ、フィールドワークといった「経営学部っぽくない」活動をしてきました。長岡先生もMELCでの活動について自身の記事でこのように触れています。  この妄想紙vol.35では、私たち長岡ゼミ生がそんな3ヶ月の間にそれぞれが学び取ったものを振り返り、それぞれの言葉で語っています。これまで経験してきたものと

楽しくサステナブルを実践する

春学期、長岡ゼミではアマチュアの観点から様々なテーマを学習した。 特に関心を持ったのは、サステナブルな取り組みについてである。 サステナブルに興味を持ったのは、6月に開催した「カフェゼミ#61」にて”ボタニカルライト”の存在を知ったのがきっかけだ。 カフェゼミ開催前に訪れた、株式会社グリーンディスプレイの展示会。ここで初めてボタニカルライトの仕組みを知った。電源を使わずにライトを灯すことができるため、とてもエコである。それと同時に植物が生きていることを実感し、どこか愛着が

聞く人の心を動かすために

 7月11日に長岡ゼミの授業内で実施したプレゼン。他のゼミ生の各越境先について話を聞いて、とても楽しい時間だった。だけど、私にとって、自分のプレゼンのやり方を見つめなおす、大きなきっかけにもなった。  自分のプレゼンに対して、フィードバックをもらった時、とてもハッとした。自分の行ったプレゼンに対して、「なぜ敬語を使うの?」「スライドを見すぎる」「少しかしこまりすぎかも」という言葉をもらったのだ。自分は今まで、プレゼンは敬語が当たり前だと思っていたし、準備した通りに進めるのが一

「創造的なコラボレーションのデザイン」の経験と語り

「創造的なコラボレーションのデザイン」という活動テーマは、私が法政大学にきて、ゼミを始めた時から変わらず使っている。もう13年になる。当初から「経営学部っぽくない」と言われていたし、確かに、消費者行動論、管理会計論、組織行動論のように学問分野に対応させた活動テーマを掲げるゼミがほとんどなので、「経営学部っぽくない」という評価はその通りだろう。 そして、「経営学部っぽくない」という評価について、私は全く気にしていない。むしろ、「創造的なコラボレーションのデザイン」という言葉が

妄想紙[vol.34] July

長岡研究室(MELC)は、6/27 (木)に今年度2回目となる『カフェゼミ』を渋谷ヒカリエで開催しました。春学期のテーマである"サステナブルな消費"について考える活動もひと段落して、それぞれの学びの振り返りを始めるゼミ生たち。そんな彼らに向けた、長岡先生の問いかけから『妄想紙 vol.34』を始めたいと思います。 ドキュメンタリー鑑賞◆ 一歩抜けて考えてみる / クマノミミ 鎌倉フィールドワーク◆ 「環境に優しい」を考え続ける / まる ◆ 自分のエシックは自分の中に

脱予定調和を意識して

創造的なコラボレーションをテーマとする長岡ゼミに4月から参加し、様々な経験や学びを得ました。このゼミに参加してからの半年間で、特に印象に残ったのは「変化を楽しむ脱予定調和」という考えです。これは私の考え方を大きく変えました。 変化を楽しむ脱予定調和を意識するようになったきっかけのエピソードとして、4月25日のゼミの活動中に出来事がありました。新ゼミ生の一人が長岡先生に、「越境しようと思ったときに、好きではない越境に参加しても大丈夫でしょうか」と質問しました。長岡先生の答えは

『らしさ』を身につける。

 7月18日は春学期最後の長岡ゼミでした。それぞれがスケッチブックを持ち寄って、半年間の活動を振り返り、大切だと思ったキーワードを発表すしました。  私は今学期のキーワードに『場づくり』をあげました。それは2回のカフェゼミを通した経験からでした。振り返ると、最初は何をしたらいいかよく分からずに、つい自分が指示をしてしまったり、新ゼミ生からも「何をしたらいいですか?」と聞かれることが多かったです。 しかしチームとして動いていくにつれて、段々と雰囲気が変わっていき、最終的には

どっちが好き?

7月は春学期のまとめの月でした。私は今4年生ですが、3年生は越境活動の振り返りをゼミの時間にみんなの前で発表するタイミングがあります。どこに行ったか、誰と会ったか、そこでどんな学びや発見を得たかみんなで共有をします。今回は1人の後輩の発表とそのやりとりの時に大切だなと思ったことを書きたいなと思います。 そのゼミ生は「MUFJライブラリー」について発表をしていました。まちライブラリーのうちの一つなのですが、そもそもの定義としては以下のような感じです。 私は別の活動で静岡県焼

”楽しい”だけで良いのだろうか

melc2024の春学期が終わった。 ゼミではカフェゼミやラジオに取り組んだ。個人では墨田や地元でのまちづくり活動を続けてきた。ありがたいことにどの活動もマニュアル的な活動ではなく、活動目的や何のために動いているのかを意識させてもらえる環境だったため、充実していたように思う。 例えば、カフェゼミラジオでは「当日までのワクワクをゼミ生とmelcの活動やカフェゼミに関心のある方に届けること。」や「ラジオを通して良い対話の場づくりをすること。」を意識している。他の場所でも目的に対し

"半径1メートル"のチャンス

 2024年度春学期を通して得た、心に刻んでおこうと思う言葉はいくつかありますが、最も影響を受けたものは「半径1メートルの世界を変える」なのだろうと思います。「世の中を変えるためにあなた(自分自身)は何をする?」という意味を持った言葉ですが、これはもっと細かい問いが編み込まれた言葉なのかなと考えていました。  つまり、自分は「どんな物事を」「どんな場面で」「どんな属性や立ち位置から」「どのくらいの強度や頻度で」「何を思って」「どのような行動で」アプローチするのか?という問いた

場を自分でデザインする人へ。

4月から始まった約3ヶ月半の2年春学期のゼミ活動が終わりを迎えた。 新ゼミ生として加わった長岡ゼミの雰囲気はお菓子や飲み物を手元に置いて、教室のレイアウトを変えて、スマホで呟きながら、敬語禁止で。といったように外から見たら一見変わっているようなものだった。しかしそういう工夫があるからこそアットホームな場で、対話しやすいのだと自ら活動を行っていくうちに分かった。そのおかげもあって自分もすぐに場に馴染んでいくことができた。そんな長岡ゼミでの活動を行っていく中で、私の中に芽生えた変

場作りの魅力

長岡ゼミに入って半年が経過した。この半年間で多くのことを学び、吸収してきたが、特に「場作り」という言葉が私の価値観を変え、成長させた。 長岡ゼミは場作りを非常に大切にしている。授業も一般的に想像するような形式ではなく、机と椅子を後ろにさげ、ランダムにシアター形式に椅子を置いて授業を受ける。それだけでなく、先生の差し入れなどのお菓子を食べながら学んでいる。それぞれが集中しやすく過ごしやすい「居場所作り」を行っているのだ。 様々な場面で場作りの大切さを実感したが、今日はピッチ

半径1メートルを変えていく

 春学期のゼミ活動が終わった。私が春学期の活動を通して自分のキーワードとなったのは「半径1メートルを変える」という言葉である。  春学期を通じて、環境に優しい取り組みを少しずつ進めてきた。カフェゼミでのZERO WASTEの活動が1つの例である。これは、マグカップを忘れてしまった方に、紙コップでのお茶の提供をやめて、マグカップの貸し出しを行うものである。この活動をきっかけに、ごみをなるべく減らすためには何が考えたり、大量消費や大量廃棄の問題に関心をもつようになった。XでもZ

今後の自分へのヒントになる言葉

 2回のカフェゼミ、鎌倉へのフィルドワークなどなどのことを経て春学期が7月18日に幕を下ろした。春学期がはじまった4月からの自分が投稿したXをみたり、4月からのゼミ写真をみたりしながら、自分を振り返してみた。みんなで遠足みたいに桜を見に行ったなとか、研究室でカフェゼミの準備をするの楽しかったなとか、鎌倉にも行ったなとかを考えたうち、このようなXを見つけた。  この上のXは今年2回目のカフェゼミでゲストだった大塚さんの話を聞きながら、感じたことを投稿したXである。グリンディス