見出し画像

ジンザイイクセイ

経団連が学校に喝「人材育成の気概を持て」

教育のデジタル化・オンライン化を推進すべきってことを言いたいのだろう。その通りだと思う。同意。

だけど、「人材育成」っていう活動が、営利企業の利潤最大化に資するための特殊な学習の一形態だとか、能力開発が人間の学習という営みのほんの一部に過ぎないという感覚はないことが、じんわり伝わる言葉で文章が締めくくられている(この記事の執筆者の意識かもしれない)。

ぼくは未来の社会に貢献する人間を育てたいとは思うけど、経済合理性を唯一の価値基準として、組織に過剰に身を捧げる(委ねる)ような人間を育てたくはないなあ。経団連が言う「社会を支える人材」ってどんな人なんだろう。

さて、記事中の「人材」は human resource を意味するのかな。「資源を提供する」という意識を学校教員はもつべきってことかい? おいおい、そんな意識を「気概」と表現するとは、さすが経団連だ。

(追加)記事からは、経団連が「人材育成」って言葉を使ったかどうかは不明です。