マガジン一覧

妄想紙

長岡ゼミのnoteマガジンです。 Vol.1、Vol.2、と定期的に文章を投稿していきます。

478 本

エピソードを紡ぎ出す

昨年12月に開催した カフェゼミ#65 で、「渋谷のラジオ」の理事長・西樹さんからラジオの話を聞いた。興味深い話ばかりだったが、特に印象に残っているのは、 という話。大上段に構えた「私の主張」をすることなく、ラジオのパーソナリティは個別具体的な「小さな出来事」を次々と語り、それをリスナーが追体験し、笑ったり、怒ったり、共感したりする。当事者目線からのエピソードを中心に構成されているのがラジオ番組におけるトークの特徴だ。 実は、エスノグラフィーにおける語りも、エピソードを中

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復興という言葉の重み

2024年12月13、14日にかけてイノベ地域の価値発掘ワークショップツアーに参加した。 以前福島県の南相馬のイベントに参加したことがあり、それがきっかけで今回のイベントに誘っていただいた。最初は参加するか迷っていたが、他のツアー参加者から行こうと誘われたことで参加を決意した。 このツアーは福島イノベーションコースト構想推進機構(福島イノベーションコースト構想は福島県浜通り地域に新たな産業基盤を構築することを目的としている)が主催しているもので、今回は2日間にわたり福島県浜

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勝手に作っていた当たり前に気づく、そして向き合う

 11月17日に文京区で行われたRUN伴というイベントにボランティアとして関わらせていただいた。  ボランティアとして参加するきっかけは文京区に時々訪れているカフェ&バーがあり、そこでRUN伴の開催を聞いたことである。RUN伴は福祉分野のイベントであり、私が今まで関わったことのない分野であったことから最初はボランティアとして参加したいという積極的な意欲はなかった。しかし、文京区のことをもっと知りたい、文京区に住む方と話してみたいという想いをずっともっていたこととRUN伴が

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知っていきたい。

わたしの越境第1歩目はすみだパークシネマフェスティバルだった。 きっかけは地元が近いゼミ生のグラからの紹介。 最初は地元で開催するイベントに来ない?と言われていたのだが、その日は予定が合わず断念してしまった。すみだでイベントをやることも聞いていたのでそっちは参加したい!!!と思ってなんとなくスケジュールを空けていた。 すみだパークシネマフェスティバルは、すみだパークシネマフェスティバル実行委員会が主催しており、まちと共に歩む映画祭であり、すみだのまちと人を身近に感じる野外シ

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F&N

F&Nは長岡研究室で発刊しているマガジンです。 Foot&Networkの略であり、半年間の活動で出会った人や活動について紹介していきます。これまでは冊子の印刷をしていましたが、オンラインでの発刊を行います。

85 本

「楽しかったね」でおわらない、学びの場づくり[Footwork & Network vol.28]

 長岡ゼミに入って3年目になりました。  『b-lab』のような中高生の居場所や『PLAYFUL LEADERS』のようなワークショップスクールなど、興味のある場所を行き来しながら、自分のテーマを探ってきました。そんな越境活動を続けるうちに、いつの間にか、「教育」と「場づくり」が自分の関心の中にあると気づきました。  そして最近まで関わっていた場、そこがまさに私にとって「教育における学びの場づくり」の実践になりました。 中野ハイティーン会議って?『中野ハイティーン会議』

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「いいの?」と聞かれてもやもやした話[Footwork & Network vol.28]

はじめにあっという間に2月も中旬です  もう2月も中旬に。今日はいつもより少しあったかくて、あっという間に3年生が終わるなあ、なんてぼんやりと考えている。3年生、どんなふうに過ごしてきたかな、と振り返ってみると、越境だったり、カフェゼミだったり、ゼミの記憶が強く残っていて、どれも、「あ、なんか楽しそう!」「面白そう!」と直感的に思えるものに、たくさん出会えた1年だった。たくさんのワクワクがあった1年の中で、特に印象的でここに書きたいことがあるので、書いてみることにした。

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見えないことで、みえてくるもの[Footwork & Network vol.27]

1.「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」  6月28日(金)、「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」という体験型のプログラムに参加した。非日常を体験できる越境先としてゼミ生がおすすめしてくれたのがきっかけでここに訪れた。また、カフェゼミ準備の際に、「部屋が暗い時の方が話が弾むときあるよね」という話題になったことがあり、”暗闇での対話”というテーマに興味を持ったのもきっかけである。  このプログラムの主催は「一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ」である。ダイアログ・ダイバー

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Footwork & Network vol.27

長岡研究室が発信する「Footwork & Network(略してF&N)」。そもそも長岡研究室とはどんなことをしているのか、「越境」とはどんなものを表しているのか、そしてnoteでの発信はどんなものが取り上げられているのか。 改めて、長岡健教授本人のnoteで綴られている。 ぜひご一読後、今回のF&Nをご覧ください。 【サードプレイス / ご近所付き合い 】『令和のご近所付き合い』が生まれる場 / しょう上池袋にある「くすのき荘」は、公園隣のシェアアトリエやまちのリビン

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