Takeru Kawashima

組織から"できない"をなくすというMissionのもと、オープンイ…

Takeru Kawashima

組織から"できない"をなくすというMissionのもと、オープンイノベーション管理SaaSを開発している株式会社InnoScouter代表。イノベーションのDXします。 https://www.innoscouter.com/

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最近の記事

なぜ創業から1.5年でM&Aという選択肢を取ったのか〜2021年振り返りを添えて〜

ご無沙汰しております。InnoScouter代表の川島です。 InnoScouterでは、大企業のスタートアップ連携を支援するSaaSを提供しています。CVCや新規事業チームで集めたロングリストやスタートアップ調査の事業部門への共有など、ソーシングプロセスの効率化をサポートしています。 2021年最終日なので、振り返りを添えて、先日PRを出させて頂いた01Boosterグループへのジョインの件について書こうかと思います! 1. 2021年振り返りGoogleカレンダーを

    • ベンチャーキャピタルのDX-AIを活用したData Driven VCの登場-

      久しぶりのnoteです。イノベーション・ソーシング 管理SaaSを展開しているInnoScouterの川島です。 今年の3月に、Gartnerより結構衝撃的なレポートが出ました。 "2025年までに75%のVCが投資の意思決定にAIを活用するようになる。" 営業のAI化などSalestech領域では既に言われていることではありますが、同様のトレンドシフトがベンチャー投資でも起こるだろう、と。 実際この予測を裏付けるべく、ここ1ヶ月でAIを活用したVCがデビューしてたり

      • 【2021年のオープンイノベーション】Venture Clientという方法論

        オープンイノベーション管理SaaS、InnoScouterの川島です。 今月もCVCが3件程新設されていましたね! という感じで、コロナもありましたが、引き続きCVCの設立数は増加傾向にあります。現在CVCは約200社程ありますが、北米と比較すると投資額ベースで約10倍に増加する可能性があります。 他方で、CVCブームと比べて、コーポレートアクセラレータープログラムなどのその他のツールは少し落ち着いてきている印象です。 (Mind The Bridge社による"Mac

        • 2020年振り返り

          2020年お疲れ様でした!先日いつものサウナでサウナ締めの儀を行い、身も心も年末モードのInnoScouter川島です。 今年はコロナ禍で大分リズムが乱された1年でした。元々年内に起業しようと思い、前職を業務委託としてお手伝いしつつ事業を練っていたのですが、想定していたより少し遅れてしまった。 1. フルリモートでのチームアップチームメンバーがいない中コロナを食らったので、新規で人と出会うことも難しく、YentaでマッチングしてZoom MTGをしまくる日々を3〜5月あた

        なぜ創業から1.5年でM&Aという選択肢を取ったのか〜2021年振り返りを添えて〜

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        記事

          オープンイノベーションのThe Model

          7月に株式会社InnoScouterという会社をひっそりと創業しました。 (とりあえずWebあった方がいいでしょ、ということでWebflowでさくっと作りました。さすがに酷いので近日中に全面リニューアルします・・笑) 現在プロダクト開発中というステータスのため、プロダクトの詳細は改めて書こうと思いますが、こんな感じのこととか諸々できるオープンイノベーション実務者のためのSaaSを構築中です。 組織から「できない」をなくすというMissionのもと、オープンイノベーション

          オープンイノベーションのThe Model

          渋い企業③DM業界最大手DMS社

          タイトル変えました。VCから資金調達してそうでしてないかつ渋い事業という縛り、結構きつかった・・・。今後はシンプルに渋い事業について不定期にまとめられればと思います。(趣味) 今回はDMS社について。 DMS (創業1961年/ JASDAQ上場 2004年 / 年商200億円突破 2016年) DM(ダイレクトメール)を中心として、物流事業、営業・マーケ支援・イベントなどを展開されている企業です。DMを本業としている企業の中では唯一?の上場企業で、業界のリーダーです

          渋い企業③DM業界最大手DMS社

          VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル②

          2日目。めちゃくちゃ面白い事業あるな。 1. 前提1. VCからの資金調達回数は上限2回(根拠ないです・・・) 2. VCからの資金調達額は1億円まで(根拠ないです・・・) 3. 上場企業であること 各社の事業において着目する点はここでは以下にしたいと思います。 1. 市場規模(小さい=資金調達不向き?) 2.収益構造(コツコツ貯めていく) 3. 渋いかどうか 2. コパコーポレーション(1998年設立/2020年マザーズ上場)実演販売特化型営業支援企業、コパコーポレ

          VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル②

          VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル

          VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル研究会やるとツイートした所・・・ 結構色んな方が興味あるテーマだったようなので頑張って見つけて行きたいと思います! ちなみにFacebookグループも作りました。アクティブになるかな・・・ 1. 前提自分でテーマ設定しといてなんですが、"VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル"とは一体何なのか・・・と沼にハマってしまったので、ここでは無理くり以下の定義で行きたいと思います。 1. VCからの資金調達回数

          VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル

          NoCodeとMVP

          いい天気ですね。 以前こちらのポストで、NoCodeの事業会社での展開のポテンシャルについて書きました。 前回はどちらかというと社内新規事業での使用可能性という論点でした。 今回は、実際にBubbleでサービスを作ってみた経験も踏まえて、Bizdev系の独立起業家にとってNoCodeのポテンシャルについて整理したいと思います。(そもそもNoCodeってなんだ?という方は上記の記事よりお読みください!) ちなみに私がBubbleで作ったのはこちら・・・ 1. 仮説検証

          Vertical Zoomという領域の誕生

          GWは如何でしたか?私はBubbleと格闘していました・・。 3月に書いた記事で考えていたVertical Zoom(ZoomのVertical化)ですが、じわじわ現実性を帯びてきています。 1. Vertical Zoomとはこちらシカゴのアクセラレーター/VCであるTechnexusの記事です。 (素晴らしいまとめです!本記事は多くをこちらに依拠しております。) セキュリティ問題もあり一部の日系企業では既にZoom離れが進んでいるかもしれませんが、私の1日は社内、

          Vertical Zoomという領域の誕生

          協同組合とDX

          GW如何お過ごしでしょうか?ちゃんと家にいますか? 今回は少しCorporate Innovaiton系のトピックから離れて、協同組合とDXについて考えたいと思います。 1. なぜ協同組合?実はかなりの市場規模なのです。 協同組合という軸で市場を見ると、食料品・生活用品全体で4兆円の規模となります。組合員は延べ1億500万人。購買生協で2600万人。中小企業組合+労働者協同組合は261万人と、かなりの従事者もおります。 2. 協同組合の仕組み各国で若干の制度上の差分は

          協同組合とDX

          No CodeとDX

          GWは自宅でNo Code勉強します。 まだまだ勉強中なのですが、"ソフトウェア開発の民主化"という政治学科出身の人間の心が踊るNoCodeというムーブメントについて、DXや新規事業の観点から見ていきたいと思います。(ちなみに私はコーディングスクール系3種類通って結局身についていないダメな人間です。) 1. そもそもNoCodeとはCoralさんのこちらの記事が参考になります。NoCodeは、コーディング要らずで簡単な業務アプリやマーケットプレイスなどが作れるツール群の総

          オープンイノベーションとDXに関する雑記

          リモートワーク、流石に飽きてきましたね・・・。 今日は軽めの記事を。 リモートワークの普及に応じてデジタル化の緊急性が高まる中、DX(デジタルトランスフォーメーション)が去年に増して様々な場で唱えられるようになってきましたね。 DXを目的としたCVCもこのタイミングでいくつか出てきており、投資テーマとしてもDX x 産業が2020年代は注目されます。(近年のSaaSブームを踏まえて、Vertical SaaSのノウハウも共有され始めていますので、この領域は相対的にやりや

          オープンイノベーションとDXに関する雑記

          フルリモート・アクセラレーターは成立するか?

          ついに緊急事態宣言が出ましたね・・・。それでも通勤されている方も結構多いと聞いています。どうなるのか・・・。 (Zoom飲みを満喫している私です) さて、日本よりも先にロックダウンを実施した欧米諸国では、アクセラレータープログラムやベンチャー投資のあり方がリモートシフトしてきています。その中で、今回はフルリモートなアクセラレータープログラムの特徴をまとめて行きたいと思います。 これから起業されようとしている方は海外のアクセラレータープログラムを有効活用するいい機会かもし

          フルリモート・アクセラレーターは成立するか?

          RemoteTechまとめ① イベント系

          Zoom飲み会からHousepartyへ・・・(オンラインチャット上でゲームができる) リモートが当たり前になった世界、これはこれで面白いですよね。最近はTandemやRemoteHQを試してみたり、リモートファーストな世界の理解を深めるためフルリモートしてます! 現在RemoteTech全体のカオスマップを作成中なのですが、どのようなリモートイベントツールがあるのか?等問い合わせる機会が結構多いので、先行して一部抜粋を共有します!(まだ一部しか実際に使用していないので、

          RemoteTechまとめ① イベント系

          ロックダウン・エコノミーのその少し先

          NewsPicksさんに出てきためちゃくちゃキャッチーなフレーズです。早速使わせてもらいます!以下の内容はNewsPicksさんの記事にあまり関係ありません!!! ポスト・コロナの世界に関する妄想を少し書きたいと思います。マクロやファクトに基づいた分析というよりも、1~3年の時間軸での妄想なのでその前提で。 1. "判子"の支配からの解放ワークフローがデジタル化されていない、また、一部の決済手続きに押印が必要になる企業において、完全リモートは難しいです。従って出社=押印の

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