見出し画像

ロックダウン・エコノミーのその少し先

NewsPicksさんに出てきためちゃくちゃキャッチーなフレーズです。早速使わせてもらいます!以下の内容はNewsPicksさんの記事にあまり関係ありません!!!

ポスト・コロナの世界に関する妄想を少し書きたいと思います。マクロやファクトに基づいた分析というよりも、1~3年の時間軸での妄想なのでその前提で。

1. "判子"の支配からの解放

ワークフローがデジタル化されていない、また、一部の決済手続きに押印が必要になる企業において、完全リモートは難しいです。従って出社=押印のためという狂った図式が成立してしまいます。どこかのタイミングで押印のための出勤者が感染し、押印>"通勤による感染リスク"という構造が社会的に問題視されるのでは。そこでNo Code或いはLow Codeで簡単にワークフローが設計できるツール群(北米に多い)が必需品になってくるのでは。

2. Vertical Zoom

そうなると、分散型のコミュニケーションがどのような企業でも可能になります。現在Zoomが持て囃されていますが、Verticalに特化したZoomや、テレワークのUX改善が大きなテーマとなるでしょう。既にこのようなサービスが市場に出てきていますね。

3. ティール型組織的なるもの

組織・チームが分散化していくと小さな意思決定が自己に委ねられます。日系企業の"報連相"がいよいよ成立しなくなるのが、リモートワークの常態化です。そうなると、いわゆるティール型組織的な分業・意思決定体制としてチームが再設計されるでしょう。

その場合、業務の精神的負荷は上がります。小さなことでも意思決定を重ねるのは疲れるのです。(むしろ日常的にどれほど誰か/何かに決めてもらっているか・・・)

当然、意思決定の質を上げるような活動が支持されていくでしょう。遂にマインドフルネスやコーチングが日本でも流行するかもしれません。

4. ポスト・コロナのオープンイノベーション:計画的偶発性の消失

ソーシャルディスタンスは計画的偶発性にダメージを与えます。どこかの場で、偶然二者が出会うということが希少性を増してしまいます。言い換えると、二者或いは複数者の出会いはより意図的にならざるを得ないでしょう。そのためには、何がしたいのか、何が足りないのか、誰がそれを持っているのか、どのようにすれば話を聞いてもらえるのか、等事前に考え抜く必要があります。とりあえずオープンイノベーションというスタンスは許されず、イノベーション劇場は閉幕するでしょう。(劇場は観客と舞台があってのもの・・)また、投資/協業していく事業領域の内"飛び地”に取り組む余力は多くの企業では無くなっていくのではないでしょうか。他方で、既に知見を蓄えているDX文脈での投資/協業は、コロナの影響もあり、待ったなしで増加傾向になるのでは。

5. それでも不確実性を楽しむ

ちなみに私は現在起業準備中で、コロナの影響をじわじわ受け始めています。(B2Bの仮説検証のスピード低下、資金調達環境の悪化等)

ポスト・コロナでは気軽に人に会えない上に、会えたとしても微妙なニュアンスが捉え辛いので、B2Bの事業開発は難易度上がりますね。現在の環境はストレスフルではありますが、このような社会の変化を前にして、(不謹慎かもしれませんが)ワクワクしています。起業家にとってはしんどい数年になるかもしれませんが、ロックダウン・エコノミーで新たなレジームを作っていきたいですね・・!!

有難うございました🙏



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?