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VCから資金調達ほぼなしで上場してる企業の渋いモデル②

2日目。めちゃくちゃ面白い事業あるな。

1. 前提

1. VCからの資金調達回数は上限2回(根拠ないです・・・)
2. VCからの資金調達額は1億円まで(根拠ないです・・・)
3. 上場企業であること

各社の事業において着目する点はここでは以下にしたいと思います。

1. 市場規模(小さい=資金調達不向き?)
2.収益構造(コツコツ貯めていく)
3. 渋いかどうか

2. コパコーポレーション(1998年設立/2020年マザーズ上場)

実演販売特化型営業支援企業、コパコーポレーション!

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(出典: https://ssl4.eir-parts.net/doc/7689/tdnet/1875935/00.pdf)

テレビ通販などで商品を紹介する、あれです。

あれに特化したセールスの育成から着手し、実際に自分たちで仕入れてショッピングチャンネル運営会社で売ったり、店頭販売でCに売ったり、委託を受けて売ったり、自前でECを作って売ったりしています。ECにも各商材に必ず実演販売動画がセットになっています。

結構独自なマーケットの切り方なので、市場規模は不明(開示なし)。

2019年の年商は35億円で、従業員数は29名。上場時の流動負債が1.1億円程度で、創業者とその資産管理会社で83.92%のシェアを持つ・・・。現在時価総額247億円・・!

泥臭いスタイルから利幅は狭そうに見えますが、プライベートブランドは独占販売により粗利40%を確保しつつ、営業利益は15%程度。悪くないですよね。また、ソラマチにリアル店舗も用意しており、ECと連動したいわゆるオムニチャネル施作も実施している。ユニークなのが店頭での実演販売をオンラインで中継する"実演生Live"(ライブコマース・・・!)。以下の実演販売の歴史から垣間見える泥臭さ、渋さとは裏腹に、積極的に現代的なあり方を模索しているのもとても面白い。

こちらの実演販売の歴史というチャプターがめちゃくちゃ面白い・・・。平安時代まで遡ってます。

マーケ・広告のような華やかな世界ではない、大衆的で現場叩き上げの店頭販売の民俗史・・。スーパーの試食のような特殊なコマースのあり方も含めて、どうDX時代に最適化されていくか楽しみです。

実演販売員を育てるノウハウが秘伝のタレっぽいので気になる・・・!どうセールスが科学されているのか・・・。

渋い!!

有難うございました🙏


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