葉桜の季節に蒲田へ行くということ
二度寝したあとは動きたくない。万年床の布団に横たわったまま、押し寄せてくる眠気を素直に受け入れたい。
小学生の頃の道徳で、早起きは三文の得なのだから早起するようにうふふ、というようなことが書いてあったが、僕から言わせてもらえればふざけるなバカヤローである。
二度寝を決め込んだあとに、お金の音など聞きたくない。例えそれが一両小判でもあってもだ。僕という生物の体は生まれたときからそうできている。
なぜ僕がそういうことを書いているかというと、蒲田へ行く当日、惰眠を貪りながら、わざわ