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結局のところ天啓なんてない

高層ビルから見下ろすと、川沿いに桜が連なっているのがよく見える。
ついこの間までお正月だった。時の流れは速い。

一年の1/4が終わったわけだが、既にいろいろなことがあった。
嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと。
その時々で感じた想いはどこに行ったのだろうか。

茫漠とした時間が、未だ巨大すぎる人生が僕の前にあることを実感した、あの時の気持ちはどこに行ってしまったのだろうか。

心とか想いとかそういうのにも質量保存の法則は働くのかな。分からないけど、川沿い咲き誇る桜たちは綺麗で美しかった。いまはそれだけでいい。

我々の日常には波瀾(はらん)に満ちたドラマも劇的な変節も突然の天啓もほとんどありませんが、それでも結局のところ、世界は生き続けるに足る滋味や美しさをそこここに湛(たた)えています。

https://www.cwfilms.jp/5cm/director/

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