オーバートレーニング症候群
今回は、オーバートレーニング症候群について紹介します!
1.オーバートレーニング症候群とは
オーバートレーニング症候群とは、過度のトレーニングや不十分な回復の結果であり、長期の肉体的、精神的な疲労状態です。
指導者や選手が「より多いことは良いことである」という考え方を肯定しているので、多くのスポーツにとって深刻な問題となっています。
実際、僕自身もこの考え方に陥っていました。
練習をすればするほど、疲労が蓄積し、試合で結果がだせない。
結果がだせないと、もっと練習に時間を割く。
この悪循環に自ら気付き、練習量ではなく回復期間を増やす選手は、少ないと思います。
特に、学生は知識量が少なく、また、どの知識が正しいのか、自分に合っているのか判断するのはかなり難しいです。
そこで、指導者が選手の肉体的、精神的状態を観察する必要があると思います。
指導者は、トレーニング不足とオーバートレーニングの領域を見極めながら、選手に最適な体力をつけさせることが重要です!
では実際に、選手のどの状態を観察すれば良いのかを紹介します!
2.オーバートレーニング症候群の徴候
オーバートレーニング症候群の徴候を他人が気付きやすい徴候と選手自身が抱え込みやすい徴候にわけて紹介します。
○他人が気付きやすい徴候
他人が気付きやすい徴候の例として、5つ紹介します。
①パフォーマンスが突然もしくは徐々に低下
②過去の出来たレベルのトレーニングが出来ない
③調整力の低下
④安静時心拍数の増加
⑤体脂肪低下
○選手自身が抱え込みやすい徴候
選手自身が抱え込みやすい徴候の例として8つ紹介します。
①筋肉痛の増加
②不眠症
③食欲の低下
④疾病や風邪などにかかりやすい
⑤抑うつ症、無関心
⑥自尊心の低下
⑦情緒不安定
⑧競争に対する恐怖
オーバートレーニング症候群の徴候のなかで指導者が気付きやすいのは、他人が気付きやすい徴候です。
安静時心拍数や過去のトレーニング結果の数値(100mや長距離走のタイムなど)を管理することで、オーバートレーニングの徴候に気付く事が出来ると思います。
3.まとめ
今回は、オーバートレーニング症候群について紹介しました。
今回紹介したもの以外にも、オーバートレーニングの徴候は様々あります。
オーバートレーニング症候群の最も効果的な治療法は休息です。
この記事が少しでも役に立てたら嬉しいです!
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