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自分が活きる環境を探す〜大人になってからは苦手から逃げよう〜

皆さんは苦手なことはありますか?

僕は世の中的に苦手に挑戦して克服することが美化されている気がします。

大人になったら苦手の克服より得意分野を伸ばす方がいい結果に繋がると思います。

大人になってから苦手を根本的に得意に変えることは不可能だからです。

僕は数字を扱うのが大の苦手です。

和差積商は電卓で出来ますが、"今季の売り上げは前期比〜%でこの数字を維持していくには"みたいな分析には苦手意識があります。

株で儲けている人を見ると尊敬しかありません。

僕の数字が苦手になった原因は、小学校まで遡ると思います。

小学1年で算数が始まり、学年を重ね、割合や円周率辺りから雲行きが怪しくなりました。

"一周8キロの池の周りをAくんは時速4キロ、Bくんは時速3キロで反対方向に歩き始めました。2人はどこで出会うでしょう?"

こんな問題が大嫌いだった記憶があります。笑

中学に上がり、算数から数学になってさらに坂道は険しくなりました。証明問題や文字も登場し、ますます難解になっていきます。

高校2年で僕は救われました。

文系と理系に分かれたのです。

僕は迷わず文系に進み、ますます数字から離れていきました。

センター試験は英語・国語・日本史で文系の学部を受けました。

ここまで振り返ると僕の数字に対する苦手意識は6歳からの積み重ねの結果だとわかります。

そんな僕が今から数字を扱う資格や勉強をしても根本的に数字を扱うことが得意にはならないと思います。

また、無理に身に付けた苦手分野の知識は忘れやすいと思います。

大人になって苦手なことの原因は幼少期にあり、根本的な解決は不可能だと思います

これは教科に落とし込めないスキルにも共通する考え方だと思います。

例えばたくさんの人と付き合うことが苦手な人。

その原因はおそらく幼少期に先生とうまくいかなかったり、転校が多かったりしたことなど外部要因の影響も大きいと思います。

苦手分野の根本的な解決が難しいとなれば自分が活きる環境を見つけて得意分野を伸ばすべきです。

イチロー選手は他の選手と比べ、身長が低く、細身の体型からパワーではなく技術で弱点を補完し、メジャーリーガーと渡り合ったことで有名です。

世の中で必要・有効とされる知識・スキルが自分と合わない場合にその知識を詰め込むことは無理なウエイトトレーニングで自分の体に不釣り合いな筋肉をつけることと同じです。

どこかで無理が生じます。

特にこの先、"これがあれば一生安泰"という絶対的なスキル・知識はなくなっていきます。

そんな中で求められるのは自分を理解し、どんな"プレースタイル"が自分に合うかを見極める力ではないでしょうか。

外部環境の分析より自分を理解する方が有効です。

また、追加の考え方として僕はどうしても苦手な数字を扱わなければならない場合はエクセルの関数を使って、苦手な計算から逃げるようにしています。

今は、人以外にも苦手分野を補完してくれる道具がたくさんあります。

自分の逃げ道を持っておくためにもどんなツールがあるのかは網を張っておくことも有効だと思います。




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