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人生の選択に迷わない方法

カウンセリングの仕事を始めて、約9年になりましたが、これまで多くのクライアントさんが人生の選択に悩む姿を見てきました。

結婚、離婚、再構築、再婚…
といった大きな決断から、それに伴う日々の小さな選択に至るまで、さまざまな場面で迷いが生じますが、ベストな選択のためクライアントさんに伴走してきました。

その中でよくクライアントさんに共通して見られたのが「正解主義」という考え方です。

「正解主義」とは、

「物事には正解が必ずある」

という考え方です。

この考え方は、一見すると安心感を与えてくれるように感じますが、実際には生き方や人間関係に深刻な影響を与えることがあります。

例えば学校のテストでは、選択肢の中から1つの「正解」を選ぶことが求められます。
(もちろんそうでない問題もあります)

基本的に、学校では正解を見つけ出すことが求められ、正しい答えを導くことで評価されることが多いでしょう。

小さい頃から長い時間をかけてそのような考え方に染まっているわけですから、大人になってからも何かを選択する際に「正解」を探し求める傾向が強くなるのは自然なことです。

しかし、人生においては学校のテストのように1つの正解が存在するわけではありません。

むしろ多くの場合、1つ2つどころかそれ以上の複数の選択肢があります。

特に今の時代は昔に比べてあらゆることにおいて選択肢が増えているため、「正解主義」にとらわれてしまっている人にとっては余計に選択が難しくなっていると思います。

決断できない、そんな自分に嫌気がさす人もいるでしょう。

どんなことにおいても、決断した時点から刻一刻と状況や事態は変化するわけですから、その時点で正解だと思ったことも、そうでなくなっていくなんてことは普通にあるわけです。

特に夫婦関係などの人間関係においては、相手にも感情があるわけですから、自分一人の力ではどうにもならないことが多いです。

そのため、
「これが正解だ」
と断言できることはほとんどありません。

それにもかかわらず、正解主義にとらわれてしまうと、私たちは絶えず正解を探し求め、自分の選択が間違っているのではないかという不安に苛まれることになります。

実際にクライアントさんの中には、
「自分で決断するのが怖い」
「正解がわからないから決められない」

という悩みを抱える方が少なくありません。

正解を探し求めるあまり、決断を先延ばしにしたり、他人の意見に依存してしまったりすることがあります。

こうした状況に陥ると、自分自身の人生に対するコントロール感を失い、結果的に自己肯定感も低下してしまいます。

自分の決断に自信を失った状態では、私たちは他人の判断に頼らざるを得なくなり、それがさらに依存を助長します。

その結果、自分自身で決断する力がどんどん低下してしまいます。

これはモラハラ加害者のような悪意のある人にとって、非常にコントロールしやすい状態となってしまうことを意味しています。


※この記事は、今後加筆修正することがありますが、それに伴って、予告なく値上げすることがございますので予めご了承ください※

※この記事は、アメブロで2019.1.6に投稿したものを大幅に加筆したものとなります※

※以降に目次がありますので、読みやすくなると思います※

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