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【いとへんの旅】福井・越前 シルクとお蚕さんのふしぎな世界
今回のいとへんの旅では、越前のくに、福井県勝山市を旅します。福井県はかつて、「羽二重」と呼ばれる輸出用絹織物(シルク)の一大産地でした。
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見学施設にもなっているかつての織物工場をたずねてみました。
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いとへんの旅
縫う、繕う、纏う。漢字の「いとへん」は糸や布にまつわることばをあらわします。また繊維産業のことを「いとへん」と呼ぶこともあります。いとへんの旅とは、ドレスの仕立て屋が、日本各地の布や糸を旧国名でめぐる、ごく個人的な学びの旅のことです。
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憧れの絹織物産地へ
ウェディングドレスの仕事に関わるものとして、シルク(絹織物)はとても特別な存在です。その美しさ、気品ある光沢、しっとりとした肌触り、匂い、そして衣擦れの音。決して扱いやすい素材ではないけれど、ひとたび触れるとその魅力の虜になってしまいます。
わたしはいつか絹織物の産地を旅してみたいと思っていました。今回、福井県に行くきっかけをいただき、その夢がやっとかないました。
▼福井へ来たきっかけはこちら
勝山へ
福井市から、えちぜん鉄道に乗って絹織物の生産が盛んだったまち、勝山に向かいます。
このえちぜん鉄道の車窓からの景色がまた最高でした。はるか遠くに、まるでシルクを纏ったかのような山が白く輝いています。
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40分ほど景色を楽しんでいたらあっという間に勝山駅(勝山驛)に到着しました。ここからバスに乗って、機屋(はたや)記念館に向かいます。
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勝山駅から路線バスに乗って、5分程度で「はたや記念館 ゆめおーれ勝山」に到着です。
列車から遠くに見えていた、あの白い山のふもとに来たようです。真っ白な山と青空のコントラストが美しい。とうとうシルクのまちに来たのです。
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はたや記念館「ゆめおーれ勝山」は、明治38年(1905)から平成10年(1998)まで勝山の中堅機業場として操業していたい建物を保存・活用したものです。
この建物は、勝山指定文化財であり、平成9年に国の近代化産業遺産に認定されました。
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それでは、さっそく絹織物工場のなかにおじゃましましょう。ワクワク。
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